地方都市の小さな個人塾が、開校以来「年中無休」を続けるわけ。

町を歩いてみると、コンビニさんを筆頭に「年中無休」で営業してるお店や会社、普通に見かけますよね。
小さな店舗では経営者、スタッフがいる店舗や会社は、管理職や正社員の皆さんで、なんとか切り盛りしているというところもあるんじゃないかと思います。

うちなんて、筆者と外部講師を含めて3人でまわしている零細塾ですから、本来、定休日を設定しないとまわしていけないんです。
わかっていてあえて「年中無休」で開けるのには、理由があるんですね。

今回はそのあたりをお話ししていきたいと思います。

「さあ、これから起業するぞ!」っていう時は、きっと誰でもわからないことだらけ。不安の塊だからいろいろ調べますよね。

起業前、「塾」や「習い事」に代表される民間の教育サービスはコンビニの店舗数と同じくらいあるってデータを見つけたんです。

アラフォーのオッサンが飛び込もうとした海は、真っ赤なレッドオーシャン…

さらに少子化に歯止めがかからないとなれば、先達ですら、小さくなっていくパイの奪い合い。

よほど実力があるか、運も含め何か持ってないと、とても生き残っていけない世界。

どうみても戦う前から「負け戦」。

でも、昔から言うじゃないですか、

戦(いくさ)ってやつは負け戦こそおもしろいのよ!」

実はこれ、何度も読み返したマンガの主人公、前田慶次のセリフの1つなんです。

勝ち戦にひっくり返すことは難しいだろう。でも、戦い方を工夫すれば「負けない戦」にできるかもしれない…

そこから、小さい塾の生存戦略を考えるようになっていくわけです。

「ナンバーワン」ではなく「オンリーワン」

まさに五万とある民間教育サービスの中で、どうしたら他と差別化できるか?

どうしたら群れの中で目立ち、気づいてもらえる存在になるか?

そんな目線で既存の教育サービスを見て回るようになったんです。

起業予定の地区の空き物件を探していたある日曜日。

帰りが夕方を過ぎてしまい、あたりは薄暗くなっていました。

とぼとぼと歩いていると、車のライトに照らし出された「塾」の看板が目に入ってきたんです。

立ち止まって、点灯していない塾の看板をながめ「もう生徒さんたち、帰ったんだな。」と思いながらドアの営業時間に目をやると、

「休校日:土曜、日曜、祝日」

って書いてあったんです。

「ああ、今日は日曜で休みなんだな…」

日曜日休み… 土日祝休み… ん?

でも…

平日は習い事や部活で忙しい。

土日しか時間がとれない。

土日しか送迎できない親御さん。

そんな生徒さんや保護者の皆さんの中に、

「土日、祝日も対応してくれる塾があったらいいのに…」

っていう方もいるんじゃないだろうか?

大きくはないですが、ニーズが見えた気がしたんです。

そこで、塾の看板やホームページで営業日の確認をしてみると、市内では日祝お休みの塾がほとんど。一方「年中無休」を謳う塾は数えるほどでした。

本当は塾に通いたいのに通えない生徒さん。

本当は通わせたいのに開いている塾がなくてあきらめていた保護者の皆さん。

そんなニーズに応えたいという想いと、

他社とどうしても差別化したい願いを両方満たしてくれる…

営業日は「年中無休」しかない!と思ったんですね。

小さい教室は、些細なニーズでも、利用者の利便性を高める努力をしていかないと、海の藻屑と消えるしかない、という危機感。

大手が狙わない隙間「ニッチ」なニーズを丁寧に拾い上げていく塾でありたい…

もちろん、

「年中無休で開校できるだろうか?続けられるだろうか?」

という不安はありましたが、生徒さんが集まらない不安の方がはるかに大きかったので、迷わず最初から「年中無休」を掲げてスタート。

実際に始めて見ると、6年目に入った現在に至るまで土日祝日の利用者は途切れることなく続いています。

確かに、肉体的にも精神的にも負担が大きくないといえばウソになります。

ですが、一人でも

「土日祝日もやっている塾があってよかった!」

通ってくれる生徒さんがいる限り、今後も続けていきたいと考えています。

『花の慶次』
小説家の隆慶一郎先生が実在する戦国武将前田慶次郎利益の活躍を描いた歴史小説「一夢庵風流記」を、漫画家の原哲夫先生(北斗の拳の漫画家)がマンガ化。 1990年から1993年にかけて週刊少年ジャンプに連載された。

名言集を作ってくださった方がいますので、リンクを貼っておきますね。
『花の慶次の名言・名セリフまとめ』

今回も、貴重なお時間を割いて最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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