筆者の教員時代や

一斉指導の集団塾講師時代を思い返すと、

生徒さん達を

「クラス単位」

で見てしまうところがありました。

のびのびさんの似顔絵左側用
のびさん
ひとりひとりと
じっくり向き合うことができていなかった…

そんな悩みが引き金になり、

教壇を降りたのです。

でも、生徒さん達が嫌になったり、

保護者対応が辛くなって辞めたわけではないので、

いま、こうしてマンツーマンで

子どもたちの学びを支える仕事に取り組めることに、

大きな幸せを感じています。

 

子ども好きが高じて起業してますので、

生徒さんひとりひとりマンツーマンで向き合っていると、

のびのびさんの似顔絵左側用
のびさん
なんとかこの子の成績を上げてあげたい!

と思ってしまうのです。

それに、ひとりひとりと向き合うということは、

生徒さんも逃げられませんが、

講師も逃げられません。

退路を断って、

真正面から向き合う

学習サポートのかたち「マンツーマン」。

マンツーマンのとてもいい面の一つだと思いますし、

自分にはこのほうが合っている

と思うから続けていられるんだと思うのです。

そうやって向き合っていると、

成績がなかなか上がらない生徒さんたちの

共通点が見えてくることがあります。

 
のびさん
今回はその一つについて
お話ししていきたいと思います。
[outline]

なかなか結果が出ない塾生さんとのやりとり

勉強ができなくてしょんぼりしている子どものイメージ画像

 

例えば、1教科週1の塾生さんだと、時限の最初、導入として

「(前回からの)この一週間で何か良いことあった?」

と声かけをしています。

 

良い事の説明なら、

口下手の生徒さんもわりと話しだしやすいですし、

実際話してくれる子がほとんど。

良いことをイメージするだけで、

話している本人の気分を

リフレッシュしてくれる効果がある

からなんです。

こうすることで、

会話が続きやすい状態を作っていきます。

 

塾生さんとの会話の中から、

抱えている勉強の悩みをくみ取って、

日々の学習に活かしてもらえる方法や

アプローチをオーダーメイドで提案

するようにしています。

 

そんな中学3年生の塾生さんとの、

こんな会話。

 
のびさん
平方根は、学校の授業で理解できたかな?
真面目なしばおくんのイラスト
しばおくん
大丈夫です。
 
のびさん
標準問題(B問題)もやってみた?
真面目なしばおくんのイラスト
しばおくん
やりました。
 
のびさん
自力で解けたかな?
真面目なしばおくんのイラスト
しばおくん
だいだいできました。
 
しーママ
あれ?

っと思ったお母様、お父様、流石です!

 

一見、普通のやりとりですが、危険な香りが…

今のやりとりを、

普段のご家庭での会話にあてはめてみると、

「(勉強)やったの?」

「やった!」

「問題解いたの?」

「やったって!(うるせーなー)」

そうなんです、実は、最初の会話は、

ご家庭でありがちなやりとりの

「ちょっと丁寧バージョン」

でしかないのです。

 

さらに畳みかけて質問してもいいんですが、

時間中のモチベーションを考えると

あまりしつこく聞いてやる気を削いでしまう

のは困りものですし、

しばおくんの横顔のイラスト
しばおくん
これ以上突っ込まないで!

の意志表示ともとれますので、

さらに踏み込んだ質問をするよりも、

実際のサポートに時間を費やすようにしています。

 

でも、

こんなやりとりが「繰り返される生徒さん」は要注意

「やった」というのはウソだとも思いませんし、

信じています。

ただ「やった」の中身が問題なんです。

このやりとりが続く生徒さんの中に、

実際には

少ししかやってない生徒さんがいるのです。

で、定期テスト直前になると、

しばおくん
しばおくん
英語を数学に変更して、
数学2時間連続ってできますか?

なんて、聞いてくるのです。

もちろん、

本人がやる気になってくれているんですから、

大歓迎!

テスト後に英語連続2時間に戻すこともできますし

(この点は、柔軟に対応できる個人塾ならではと思っています)。

のびのびさんの似顔絵左側用
のびさん
今日は直前対策だね!

と、いつもの倍の時間、

本人希望の単元のワークや練習問題に

取り組んでもらおうとするのですが、

ワークを開いたまま、かたまってる…

のびのびさんの似顔絵左側用
のびさん
やった、わかった、
って言ってたとこだよね?

と確認すると、

しばおくんの横顔のイラスト
しばおくん
その時はわかってたんですけど…
 
のびさん
あちゃ~~~~~

どうしてもっと早く気づかなかったんだろう?

と自分を責めても時すでに遅し。

基本の説明と基本問題の復習を、

時間オーバーしてまで取り組む

ことになってしまいます。

成績が伸びないタイプの生徒さんの共通点と対策

普段から、

のびのびさんの似顔絵左側用
のびさん
わからないは恥ずかしいことじゃない、
「わからない」を放置することが問題
なんだよ。
だから、
わからないならわからないって言ってね。

と、しつこい位に言ってるつもりなんですが、

それでも、

「少ししかやってないって言いにくい…」

「わからないって言ったら嫌な顔されるかな…」

心のどこかでひっかかって、つい、

しばお
しばおくん
大丈夫です。

と答えてしまう…

なかなか自分の状況を素直に話してくれない生徒さんは、

意識しているしていないにかかわらず、

「わからない」

傷口を放置して悪化させてしまう

ことがあります。

 

そうなる前に、

自分で復習するなり、教員に確認するなり、

友達や塾で教えてもらうなり、

どんな形でもいいので

何かしらの対策を打ってもらうこと

をおススメしています。

「どこが弱点かわからない…」

「何から質問したらいいかわからない…」

なんて生徒さんもいると思います
(うちにはいました…)。

それなら、まず、

定期テスト範囲の単元ごとのワークなどの

基本問題(A問題)を、

何も見ずに自力で1問ずつやってみましょう

1単元1問ずつなら、

そんなに時間もかからないと思います。

やってみて、

解くのに時間がかかる問題、

解けたんだけど間違った問題、

全く解けなかった問題

がある単元は

「わかってない」ということ

なのです。

成績が伸びない生徒さんの共通点と対策 まとめ 

くりかえしになりますが、

「わからないは恥ずかしいことじゃない!」

「わすれちゃったは恥ずかしいことじゃない!」

のですから、

上にあげた方法のどれでもいいですので、

基本からもういちどやりなおしてみてください。

教員や講師は、

皆さんのわからないできないを解消するためにいる

のです。

だから、遠慮せず

使い倒してください

タイトルの○○とは、

教員や講師のこと。

過ぎてしまった時間は取り戻せないけど、

「未来」は変えられる。

過ぎたことをくよくよ思い悩む時間があるなら、

のびのびさんの似顔絵左側用
のびさん
これからどうする?

を考えて、行動に移すようにしてみてください。

きっと、良い方向に流れを変えることができます!

 
のびさん
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

【関連記事】
「やる気がない…」を「はかどる!」に変える考え方につきましては、下記の記事をご参照ください。

 
スクールの特徴紹介につきましては、下記ページをご参照ください。
お問い合わせにつきましては、下記ページをご参照ください。

 

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