皆さんの周りに「残念な発言を繰り返す人」って、一人や二人はいるんじゃないでしょうか。

筆者も若い頃は、そんな人の一人でしたが、信頼できる先輩のお陰で気づかせて頂いた経験があります。

今回は、そんな経験から、使わないように気をつけている言葉についてお話ししていきたいと思います。

 
のびさん
最後までお付き合い頂ければ幸いです。
[outline]

最近、仕事で不思議に思ったこと

忙しい、疲れた、をイメージした画像

小さな教室ですから、なんでも自分でこなす気持ちがないと運営が立ち行かなくなってしまいます。

だから、看板も、ホームページも、チラシも、SNSも、ブログも、何でも自分でやっています。

5年もたつと、だんだんと統一感がなくなって、それぞれの連携もうまくいかなくなってきているように感じて、

 
のびさん
これはプロに一度ご指導頂いた方がいいかな?

と考えていた矢先。

加入している経営者団体の指導員の方からアドバイスを頂いて、団体と提携しているホームページの先生に無料相談を申し込んでみたんです。

すると、折り返し無料相談担当の方からお電話があり、

「(無料相談担当の)先生は、お忙しいのですぐは難しいですし、先生のご都合を伺ってからでないと…」

と、説明されました。

そこでその場は

「よろしくお願いします。」

と、丁寧にお願いしたんですが、後で、以前別の指導員の方からも“この先生はお忙しい方だ”って聞いたことを思い出したんです。

翌日こちらから昨日の担当の方に再度電話して、

「先生はお忙しいということでしたので、うちみたいな小さな教室のことでお手を煩わせては失礼です。こちらはいつでも構いませんので、先生のお忙しくない時期に改めてご連絡頂ければと思います。」

とお願いし直したんです。

「いえ、そんなことはないんですが…わかりました…お伝えしておきます。」

担当の方、戸惑っている感じでした。

“忙しい”とおっしゃるので後回しで良いですと申し出ているのに、なぜ戸惑った反応をされるのか、筆者にはよくわかりませんでした。

無料相談の対応で気をつけていること

個別指導塾スクールNOBINOBIにも、ホームページやSNS、お電話で無料相談のお問合せを頂きますが、あらかじめ

「塾生さんの対応を最優先にしていますので、ご連絡頂いてもすぐお返事できないこともあります。必ずこちらから折り返しご連絡させて頂きます。」

と、いろんなところで説明してるんです。

そのせいか、こちらから連絡すると

 
しーママ
忙しいところすみません…

って切り出される方がほとんど。

 
のびさん
こちらこそ、バタバタしていて折り返しが遅くなってすみません。
それでご用件は…
 
しーママ
実は、チラシを見て…
 
のびさん
ありがとうございます!

なんていう感じで、対応させて頂くことがほとんど。

こんな時、

「忙しい」っていう単語だけは、口にしないように気をつけています。

50を過ぎても忘れない、先輩の指導

教員時代、筆者のまわりには「教師にでもなるか…教師にしかなれないか…」な「でもしか教師」が多く生息してましたが(塾生さんたちの話だと、今も何一つ変わってないみたいです)、数は少ないものの素晴らしい先生もいらっしゃいました。

当時はまだ20代の若造。

ですが、いくら若いとはいえ業務の続きと自分の勉強で連日午前2時、3時まで作業していると、正直疲れもでます。

当時の職場だった高校で、

「忙しい!」

「疲れた…」

を、誰に言うでもなく、無意識のうちに連発していたんです。

あるとき、「でもしか」じゃない方の、尊敬していた当時40代くらいの男性の先生から

「のびくん、ちょっといいかね…」

と、教科室に呼ばれて、こう言われたんです。

「のびくん、“忙しい”、“疲れた”って言っちゃいけないよ。」

(え?なんで?)

「先生、どうして“忙しい”、“疲れた”って言っちゃいけないんでしょうか?」

「じゃあね、のびくんの前で私が“忙しい”って言ったら、のびくんは私に何か質問する気になるかね?」

「今はまずいかな、と思って後にします。」

「じゃあ、“疲れた”って言ったら?」

「お疲れではないな、と思ったときに改めます。」

「生徒達も、先生方も、同じだ。どんなに頼りがいのある、できる人でも、“忙しい”、“疲れた”を連発する人に、何か相談しようと思ったり、頼ろうと思ったりする人がいると思うかね?

その人を気遣う人は、“日を改めよう”と考えるだろうし、

仕事を頼もうと思った人は、“自分の依頼は後回しにされるかもしれない”って考えるかもしれない。

結局、“忙しい”、“疲れた”をしょっちゅう口にする人に声をかけてくれる人はどんどん減って、しまいには誰からも相手にされなくなるかもしれないね。

だから、どんなに忙しくても、疲れていても“忙しい”、“疲れた”って言わないほうが君のためになると思ったんだよ。」

「わかりました、ありがとうございます。気をつけます。でも、つい出てしまうこともあるかも(ごにょごにょ…)」

「そんなとき私は“きつい”っていいかえるようにしているよ。」

「わかりました、やってみます。」

教科室を後にして、自分なりに考えてみましたが、信頼していた先生の一言は重く、残念な発言を繰り返す人だったことに気づいて大いに反省。

以後、軽々しく“忙しい”、“疲れた”を口にしないよう気をつけています。

今風に言えば、相手の方に「忖度させないように」ということでしょうか…

使わないよう心がけている言葉 まとめ

新潟市の小さな個別指導塾スクールNOBINOBIも、無料相談、無料体験は随時受け付けています。

こんな小さな教室に

しーママ
相談してみようかな…

と思って勇気を出して連絡してくださったんですから、それだけで感謝の気持ちでいっぱいです。

「忙しい」からといってこちらの都合で断るなんて、ありえません。

もちろん、塾生さんのサポートが最優先ですので、無料相談の希望の日時がぶつかってしまうときは、相談させてもらっています。

今の日本社会は、寛容さが少しづつ失われつつあるように感じますし、初めからうちの教室の事情を慮って連絡をくださる方は多くはないと思います。

相手の恩情にたよりきっていたら、うちみたいな小さな教室は大手さんたちに簡単に吹き飛ばされちゃう…

という感覚だけは、忘れてはならないと肝に銘じています。

強く印象に残った出来事は、その人のその後の人生に大きな影響を与えるものだ…

と、最近の出来事から思いがけずよみがえった昔の記憶をきっかけに考えた次第。

もちろん、若いころのように無理がきかなくなってきていますし、ここだけの話、疲れやすくなってきていることも事実…

それでも、

「子どもたちが待ってる!」

って思ったら、疲れなんてふきとんじゃう!

塾生さんたちの

真面目なしばおくんのイラスト
しばおくん
わかった!
の笑顔を心の糧に、日々全力で学習支援に取り組んでいます。
 
のびさん
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

スクールの特徴をご紹介しているトップページはこちらです。
お問い合わせは、こちらのボタンからお気軽に。
 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事