個別指導塾にも種類がある?

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個別指導塾で学ぶ生徒さん達のイメージ画像

 

個別指導は、

指導方法(スタイル)によって

大きく3つの種類に分けられます。

個別指導は大きく分けて3種類

①1対1個別指導(個人指導、マンツーマン指導)
 1人の講師が1人の生徒さんを指導
②複数個別指導(個別指導)
 1人の講師が2人~4人の生徒さんたちを指導
③集団個別指導
 1人~3人程度の講師が3人~10数名程度の生徒さんたちを指導
 ※大教室や個別ブースに生徒さん達を着席させて、講師が机の間を回り
  質問のある生徒さんを個別に指導する。

ミスマッチになりかねませんので、

指導方法、スタイルは

最初に確認されることをお勧めします。

 
のびさん
次に、代表例として
複数個別指導塾のメリット、デメリット
をそれぞれ見ていきます。

代表例「複数個別指導塾」のメリットとデメリット

単に個別指導塾と呼ばれることもある、

1人の講師が2人~4人の生徒さんたちを指導する

複数個別指導塾のメリットとデメリット

5つずつのポイントを表にまとめました。

複数個別指導塾(講師1対生徒2~3人)のメリットデメリット

メリットデメリット
個々の状況に合わせレベル、教科、内容を調整授業のペースが遅れやすくなりがち
納得いくまで質問できる予習には対応しにくい
通塾の日程を予定に合わせて調整しやすい講師によって指導力の差が大きい
習い事や部活などと両立させやすいモチベーションの維持に苦労することがある
講師を変更できる学力レベルの確認がしにくい

順に、詳しくみていきたいと思います。

複数個別指導塾のメリット5つ

複数個別指導をイメージした画像

①個々の状況に合わせレベル、教科、内容を調整

得意科目はレベルを上げて、

苦手科目は基礎固めを中心に…など

得意不得意だけでなく

教科ごとに差がある学習レベルにも

柔軟に対応できる

のが、個別指導の大きなメリット。

お子さんの学力に合わせ、

分かりやすく丁寧に教えてくれるなど、

きめ細かな指導が可能です。

また、得意科目の国語は週1で、

苦手な数学は週2で重点的に…など

生徒さんの学力に合わせて

教科と時数を組み合わせることも

可能です。

②納得いくまで質問できる

個別指導塾では、

生徒さんからの質問をもとに

授業が進められます。

質問をしないでいると、

担当講師が

生徒さんに質問を促すこともあります。

慣れてくれば、

控えめなお子さんでも

自分から講師に質問できる

ようになり

苦手な教科や単元の理解を深めていける

ようになっていきます。

③通塾の曜日や時間を予定に合わせて調整しやすい

習い事を掛け持ちしていたり、

部活で遅くなる日や家の用事があるなど、

忙しい生徒さんは、

スケジュールに余裕のある

曜日・時間に授業を入れる

ことができます。

④習い事や部活などと両立させやすい

習い事や部活、ご家庭の事情や体調不良で

授業を休んでも、

休んだ単元の学習が

先に進んでしまうことはありません。

集団塾のように、休むと

カリキュラムが先に

どんどん進んで行ってしまう…

ということもないのです。

⑤講師を変更できる

特に、小学校高学年以上の生徒さんは、

講師との相性が

学力アップに大きな影響をおよぼします。

先生を途中で変更できることは、

より相性の良い講師から指導を受けられるようになり、

学力アップに繋がりやすくなります。

おさえておきたい!複数個別指導塾のデメリット5つ

 

デメリットをしっかり押さえておけば、

個別指導塾選びのミスマッチを

減らすことができます

①授業のペースが遅れやすくなりがち

お子さんの理解度やペースに合わせて

分かりやすく教えるということは、

できるようになるまで時間をかける

ということ。

安心しきって学校の授業の進み具合から

大きく遅れをとらないよう、

塾に併設されている自習室を有効活用したり、

苦手教科は受講時間を増やす

など、個別指導塾のデメリットを

カバーする工夫や対策も必要です。

②予習には対応しにくい

お子さんの学力やペースに合わせ、

質問を柱に授業をすすめるため、

学習済みの内容を復習したり

補足したりすることが指導の中心

になります。

1度も習ったことのない学習内容を

ゼロから指導することは少ない

のです。

ただ、塾生さんのサポートに

力を入れている良心的な塾は、

生徒さんの要望をしっかり受けて

予習を行っているところもありますし、

プロ講師中心の塾の中には

積極的に予習に取り組んでいる

ところもあります。

予習に対応してくれるかどうか、

入塾前に一度確認されることをお勧めします。

③講師によって指導力の差が大きい

学校と同じスタイルの集団指導塾より、

講師を多く在籍させる必要がある個別指導塾。

大学生や大学院生のアルバイト講師に

頼らざるを得ないのが現状です。

ですから、講師の指導力もまちまち。

学年、レベル、教科、ペース、性別…

ひとりひとり異なる生徒さん達を

ランダムにまとめて、

一人の講師に担当させる塾もあります。

講師には、生徒さん

ひとりひとりの学力を見極める力

生徒ごとに

指導の内容とスピードを調整する力量と、

多学年・他教科の学習指導力が要求されます。

当然、講師一人が質問に対応できる生徒数は、

自ずと限られていきます。

もちろん、

大学生アルバイト講師 = 指導力がない

とは言いきれませんが、

講師の力量が低ければ、

担当生徒さん達の学力を

十分に伸ばしてあげられない

ことも大いにあり得ます。

「実際の授業は、どんな感じで進めるんですか?」

と、入塾前にできるだけ詳しく確認

されることをお勧めします。

④モチベーションの維持に苦労することがある

集団塾のように同じ学校の友達や塾友、

ライバルと競い合うことの少ない個別指導塾。

塾に通う目的意識が低い、

目標がぼんやりしている生徒さんの場合、

モチベーションを維持できなくなってしまったり、

モチベーションの波が激しくなってしまう

こともあります。

目的をできるだけ強く意識して通塾する

ための塾側の工夫や、

生徒さんご本人の努力、

ご家庭のサポートも必要になっていきます。

⑤学力レベルの確認がしにくい

学校内で成績が中程度上であったとしても、

高校受験や中学受験のライバルは、

その学校を受験する市内、

県内複数校の生徒さん達

です。

 

定期テストや校内テストで

結果が出せていれば、

高校入試の際の持ち点

「内申点」には有利に働きます。

 

ですが、

集団指導塾のような塾内テストがなく

模試受験も強制でない個別指導塾の場合、

市内、県内の同級生の中で

自分の実力がどの程度か

を把握する機会は極端に少なく

なる可能性もあります。

 

受験間近になってからではなく、

普段から意識して検定試験や模試に挑戦し、

初めての環境での試験でも、

実力を出し切れるようなトレーニングを

自分なりに重ねていく

ことも必要になっていきます。

 

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