ハチへの上手な対処法。「ハチに刺されて死亡」の記事から改めて注意点まとめ。

なじですか?「これからどうする?」のびさんです。

○2019年7月29日、新潟県佐渡市は市道脇の草刈りをしていた羽茂地区の男性作業員(50)が28日にハチに刺されて死亡したと発表。
○2019年10月15日正午前、和歌山県の山のなかで「80代の男性がハチに襲われて倒れている」と通報があり、搬送先の病院で死亡を確認。

7月の死亡事故は、アシナガバチによるアナフィラキシーショック、
10月の死亡事故は、100~200のスズメバチに襲われて。

厚生労働省人口動態調査「交通事故以外の不慮の事故の死亡数」を元に作成された「【死因】日本の動植物/自然災害等による死亡犠牲者数資料」によると、1997年から2009年の13年間のデータで、ハチによる死者が年間12人を下回った年はなく、死者の最も少ない年でも一月に1人以上の方がハチに刺されて命を落としていることになります。これは、クマに襲われて亡くなる方の数より多い死者数。

ちなみに、2017年までの5年間の死者数は、
平成25年度(2013)24名
平成26年度(2014)14名
平成27年度(2015)23名
平成28年度(2016)19名
平成29年度(2017)13名
となっています。

なんでこんなに死亡事故が起こってしまうかというと、ハチの毒の中にはアレルギー反応を起こす成分(アレルゲン)やヒスタミンが含まれているため「アナフィラキシーショック」が起きてしまって、刺されてから15分で心停止に至ってしまうことがあるからなんです。
死に至らないケースも含めると、刺される事故は年間数千件発生しているとのこと。

山の調査に向かう途中、車道脇の小屋の壁に直径80cmはあろうかという半球状のキイロスズメバチの巣を見つけてゾッとした思い出が。

ここ数日、気温がぐっと下がってきて、夜、白鳥の鳴き声と移動する姿を見聞きするようになり、秋の深まりを感じています。

秋になると、スズメバチ類以外のハチは活動が鈍くなって、冬は女王蜂を残して死んでしまうため、街中のハチの動きはだんだんと気にならなくなるんですが、日中のぽかぽか陽気に誘われたのか、新女王が生まれたのか、教室周辺でハチを多く見かけるんです。

最近も、小型のアシナガバチに似たようなハチが、20匹ほど群れて飛んでいました。1匹捕まえて同定しようとしたんですが、捕獲できず種類はわからずじまい。経験上、危険な匂いのするハチではありませんでしたが、暖かい日が多くなった近年の秋、ハチに対する注意が必要な時期も昔より長引いてきているように感じます。

環境省非常勤職員時代、環境教育プログラムの中で、ハチについてとりあげたこともありますし、兼務していた環境省ボランティアのコーディネーターとしても、ボランティアの皆さんと時々ハチによる事故について情報交換していました。

昭和大学 医学部 小児科学講座 教授 今井 孝成 先生、獨協医科大学埼玉医療センター 呼吸器・アレルギー内科 准教授 平田 博国 先生が監修されているサイト

食物、蜂刺されによる急性アレルギーにそなえる アナフィラキシーってなあに.jp

でも詳しく解説されていますが、環境省職員時代の現場の取り組みも併せて、気をつけて頂きたいことを、改めてお伝えしておいたほうがいいんじゃないかと思ったんです。

うちの生徒さん達やお母様方に多い「虫嫌い」。気持ちはわからないでもないので、虫嫌いの保護者や生徒さんが来校したときは、なるべくカブトムシのいない部屋で対応するようにしています。

それでも、時々小さな虫が教室内を移動してたりするんですね。

嫌いな方は、小さな虫にもビックリして無意識のうちに激しいリアクションになってしまっていたりするんです。

でもこれ、ハチに対しては一番まずい対応。ハチを刺激したり怒らせちゃったりするんです。だから、ハチを見かけたらとにかく「騒がない」「動かない」ことを心がけてほしいんです。

あと、最近は匂いに敏感な方が増えてきているせいか、甘い香りのする香水、デオドラントを身につける方ってけっこう多いですよね。
でもこれ、ハチが寄ってきてしまう原因にもなるんです。
「なんで私にだけハチが寄ってくるの?」
って感じている方は、香りを見直してみる必要があるかもしれません。刺されて死ぬよりは香りを変えた方がいいにきまってますからね。

あとどういうわけか、ハチは黒いのもの、黒っぽいものに寄ってくる習性があって、黒っぽいTシャツを着て山に入った方がハチにさされてしまったこともありました。
寒くなるこれからの季節、よほど暑がりの方以外はTシャツだけの方っていないと思いますが、外出時の服装はなるべく白っぽい色や明るい色の長袖で肌を出さないようにすると、ハチに狙われにくくなります。

だいぶ髪が白くなりましたので最近はしませんが、黒髪がロックオンされたりもしますので、若い頃は明るい色の帽子や白いタオルを頭に巻いて山に入ったもんです。

あと、街中で時々起こるのが、干しものと一緒にハチを取り込んでしまうケース。

ふとんやバスタオル、マット、時には靴の中に潜んでいることもあって、室内に取り込んだら飛び出してきてビックリなんてことも(筆者も布団から「こんにちは」されたことあります…)。

できれば干しものを取り込むときにハチがいないか良くチェックしてもらうのが一番ですが、家の中に入ってしまった時も、前述のように刺激しないでそっと窓を開け、ご本人から進んで出ていっていただくのが一番良い方法です。

甘いジュース類の空き缶や空き瓶を洗わずに置いておくと匂いに誘われて寄ってきてしまうこともあるので、気をつけてくださいね。

ハチについては、害虫駆除業者さんも詳しく解説してくれていたり、アレルギーの専門医の先生方もサイトで注意喚起してくれていたりしていますので、不安を感じられる方は普段から情報収集をされておくととっさのときにも冷静に対処できて、刺されてしまうリスクを減らせると思います。

間違ってもやっつけようとしたり、筆者のように、クワガタ獲りの合間で獲れなくて暇だからって、樹液にやってきたオオスズメバチを間近で観察したりしないようにしてくださいね(虫好きにとっては、めちゃくちゃかっこよく見えるんですけどね…)。

今回も、貴重なお時間を割いて最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

Photo by James Wainscoat on Unsplash

(Visited 1 times, 1 visits today)
AD
最新情報をチェックしよう!
>スクールNOBINOBI

スクールNOBINOBI

新潟市で小中学生の自律学習を支えるマンツーマン個別指導塾

CTR IMG
テキストのコピーはできません。