2020年度の小学校に続き、2021年度春、中学校でも学校での学習内容が大きく変化します。
そこで、こちらの記事では
について解説します。
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わかりやすく説明します!
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変わる中学校の英語、必要なのは確認と対策
タイトルの通り、中学校で2021年4月から学習内容が大きく変わる教科の一つは“英語”です。
変更のポイントをまとめると、
●中学校の授業時数は、変更前と同じ。
の2点。
英語は、積み上げの教科です。
高校入試前になって慌てないためにも、意識して対策していくことが大切になります。
英語指導のプロ直伝の学習法につきましては、こちらの記事をご参照ください。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://school-nobinobi.com/how-to-study-english-for-junior-high-school-students/ target=self]中学校の英語の内容、なぜ変わる?
学校の学習内容が大きく変わる理由はいろいろ挙げられますが、その1つとして、中学校では、2021年度から文部科学省が定める“新しい学習指導要領”が完全実施され、それにあわせて教科書も新しくなるからです。
各学校が各教科で教える内容を、学校教育法施行規則をもとに定めたもの。
学校で使う教科書を検定するときに、強い拘束力を発揮します。
約10年ごとに新しくなり、今回の改定で戦後9度目の改訂となります。
小学校は、2020年度から新学習指導要領が完全実施され、新しい教科書になっています。
そこで、中学の英語の大きな変更を、わかりやすく解説します。
中学校の変更と関係ある部分は、小学校、高校の変更についても説明しています。
中学英語の大きな変更ポイントは2つ
中学の英語の大きな変更点は
②文法が増える。
1.単語数と英文の量が増える
実際にどれくらい単語が増えるのでしょうか?
言葉で説明すると、解りにくいと思い、これまでとこれからを表で比較してみました。
※転載をお控え頂き、ありがとうございます。
すでに小学校では、5年生・6年生で“外国語科”という教科として英語の学習がスタートしています。
5年生70時間、6年生70時間、合計140時間でこれまで中学で学んでいた単語も含めて平均650単語を学習します。
中学生の皆さんが高校入試までに学ぶ英単語は、これまで約1,200語でした。
それが、2021年度以降は、最も少なく計算しても、小学校の600語に中学校の1,600語をプラスした2,300語に増えます。
少なく見積もっても1.92倍、約2倍に増える計算です。
単語が増えるということは、教科書に掲載される英文の量も増えるということなのです。
2.文法が増える
単語だけでなく、文法も増えます。
実際にどれくらい増えるのでしょうか?
文法についても、これまでとこれからを表で比較してみました。
次の表は「NEW HORIZON(ニューホライズン 東京書籍株式会社)」の新旧中学校英語教科書を参考に、筆者が独自にまとめたものです。
※他の教科書はこの表のとおりでありませんので、あくまで目安とお考えください。
中学校各学年別に、勉強する文法を比べると……
●中学1年生は、
※転載をお控え頂き、ありがとうございます。
中学1年生で勉強していた文法に、これまで主に中学2年生で勉強していた
表の黄色の範囲がまるごとプラスされました。
●中学2年生は、
※転載をお控え頂き、ありがとうございます。
これまで中学2年生で勉強していた範囲が1年生に移り
空いたところに、これまで主に中学3年生で勉強していた
表の黄色の範囲がプラスされました。
●中学3年生は、
※転載をお控え頂き、ありがとうございます。
これまで中学3年生で勉強していた範囲が2年生に移り
空いたところに、これまで主に高校で勉強していた
表の黄色の範囲がプラスされました。
資料をもとに、個別指導塾スクールNOBINOBIの新中学2年生の塾生さんに説明したところ、
まとめ
●学校の授業時数は、変更前と同じ。
2021年度から単語、英文、文法が増えるのに授業数はこれまでと同じわけですから、中学生の皆さんが不安になるのもうなづけます。
保護者様やお子様の不安をことさらにあおる悪質な業者もおります。
高校入試前になって慌てないためにも、現状をしっかり把握して、今まで以上に対策されることが大切になるのです。
多くの中学生の皆さんが、英語学習をあきらめてしまうかもしれません。
一方、あきらめずに取り組んだ生徒さん達は、大きく実力を伸ばすチャンス。
英語を自由に使いこなせれば、高校入試で有利になるだけでなく、将来活躍の場が広がることは間違いありません。
英語指導のプロから教えていただいた学習法もあわせてご参照いただき
「これからどうする?」思考で
そう考えているのです。
英語教育のプロ直伝の学習法につきましては、こちらの記事をご参照ください。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://school-nobinobi.com/how-to-study-english-for-junior-high-school-students/ target=self]最近、別の英語教育のプロの方が書かれた、英語学習対策の記事を読みましたが、内容がソックリで驚きました。
こちらで先に取り上げた学習法でしたが“プロのアドバイスは、共通点が多い”と改めて納得した次第です。
少しでもお役にたてましたら、幸いです。