中学生の皆さんの中には、

しばお
しばおくん
実験は好きだけど、理科は嫌い…

という生徒さん、

けっこういるのではないでしょうか。

こんな生徒さんたちは、

授業がわからない、

実験・体験が乏しい、

授業で学んだことを

普段の生活と結び付けられない

といった特徴があります。

これが、

理科への関心や意欲がなくなっていく

要因になっているのです。

今回は、そんな皆さんへ

理科の勉強を見直すことで得点力を伸ばし、

得意教科にしてもらう学習法

についてお話ししていきます。

 
のびさん
最後までお付き合い頂ければ幸いです。

理科に興味を持つきっかけは?

理科の勉強法をイメージした画像

筆者の子どもだった今から40年ほど前は、

勉強で困ったら

先生、友達、先輩、親、兄弟姉妹に聞く

のが普通だった時代。

「こんな簡単なこともわからんか?」

なんて言葉がかえってくることもしばしば

(筆者がダメダメだったせいかもしれませんが…)。

だんだんと聞く気が失せていくんですが、

テストや試験はやってくるので

結局自分でやるしかない…

(当然なんですがね、

 わからないと頼りたくなる子でした…)。

手元にあるのは、

教科書と、副教材が一つあればいいほう。

ワーク?新研究?整理と対策?

あったのかもしれませんが、

全く知りませんでしたし、

買ってももらえませんでした。

写真や図がカラーで掲載されていた

学校教材の資料集は、

わりと楽しみながら読めるもの

でしたので、繰返し読んでいました。

それが社会科の好結果につながって、

得意教科になった理由の一つ

ではないかと考えています。

 

社会ほどではありませんが、

理科も好きな教科の一つでした。

中でも、実験の授業は楽しみでした。

結果を事前に勉強していたとしても、

実際に自分でやってみて

目の前で起きる現象は、

机の上での勉強とは全く違う

「おっ?」とか「へ~」

レベルの驚きと

感動を与えてくれましたし、

今でもしっかりと

記憶に刻み込まれています。

そんなこんなで、

中学時代は、理科部の化学班。

真面目なしばおくんのイラスト
しばおくん
毎回実験の授業だったら、
理科が楽しく頭に入るようになるんじゃない?

という考えもあるかもしれません。

子どもたちの学びに対する興味関心を

少しでも引き出せれば…

という想いから、筆者の教室でも、

体験できる

小中学生向け理科コンテンツを用意して

イベントなどで活用させてもらっていますし、

中には100人規模で実施した

人気コンテンツもあります。

 

ただ、幸か不幸か人間の脳は

「慣れ」

という機能をもっていて、

最初はインパクト大で

強く印象にのこっても

回を重ねるとだんだん印象が弱まって

「慣れ」

てしまいます。

なんでもかんでも

実験授業にしたとしても

学習効果は高まるとは限らない、

悩ましいところです。

理科の得点力がアップする勉強法は?

ですから、

理科のテストの点数をアップ

してあげることが、

一番手っ取り早いモチベーションアップ法

といえるのではないでしょうか。

単元ごとに求められている力を見極めて、

単元にあった学習法を取り入れれば、

定期テストや入試の得点力を

引き出せるのです。

理科の勉強法は2つ!

しばおくんの横顔のイラスト
しばおくん
理科って
計算問題もあるから苦手…

という悩み、

生徒さん達からよく聞きます。

こんな悩みをもっている生徒さん、

実はすでに

この記事の半分は理解できてるんです!

 

「計算問題もある」

という言葉がでてくるってことは、

「暗記問題がある」

の認識が根底にあるということを

伝えてくれています。

そう、

理科の勉強は一言でまとめると

「暗記」+「計算」

なのです。

理科指導を得意とする

塾講師の皆さんが紹介している勉強法は、

表現はちがいますが

多くの方が口をそろえて

「暗記」+「計算」

と言っています。

理科勉強法その1「暗記」

では、

どうやって「暗記」中心の単元と

「計算」中心の単元を

見分けたらいいのでしょうか。

「暗記メインの単元」、

「計算メインの単元」

の見分け方は、意外と簡単。

「暗記単元」は、

「○○のことを何というか?」

的な一問一答で解答できるもの全て。

例えば

「元素記号(の一部)」

は暗記しないと答えられない、

化学式の単元では

元素記号の暗記ができていないと

歯が立たないことになります。

一方、「計算単元」の見分け方は、

「○○の場合どうなるか?もとめなさい。」

的な、解く方法が必要な問題。

中学1年から3年までの

理科の計算問題は30パターンほど

あります。

裏を返せば、

30パターンの計算問題以外の単元は

全て「暗記」

ということになります。

「理科で結果を出したい!」

と考えている中学生の皆さんに

まずとりかかってもらいたいのは、

  1. 暗記単元か計算単元か判断して分ける。
  2. 「暗記単元」の重要語句を
    ひたすら覚える!暗記する!

の2つ。

しばおくん
しばおくん
覚えられないから
困ってるんでしょ!

そんな皆さんにおススメしているのが

筆者が中高生時代、

暗記したいとき必ずやっていた方法

「トレーシングペーパー暗記法」

トレーシングペーパーって、

絵なんかを写したいときに使う、

絵が透けて見える

パリパリした手触りの紙。

使い方はこんな感じ。

  1. 暗記単元をノートにまとめ、
    ノートの上端に
    トレーシングペーパーを貼る
    (上端だけ)
  2. 透けて見えている重要単語を
    隠すように
    トレーシングペーパーの上から
    マジックで塗りつぶす。
  3. あちこち塗りつぶされた
    トレーシングペーパーを
    かぶせた状態で読む。
  4. わからなかった単語、
    読めなかったところは、
    トレーシングペーパーをはぐって
    ノートの単語を確認。

これを繰り返して、

塗りつぶされたペーパーを

かぶせたままでスラスラ読めるよう

何度も繰り返し読みます。

ちなみに、

読むときはブツブツ声に出して

読んでいました。

普通の声で読んだとき家族から

うるさい!

言われたんで

小声でブツブツ、ブツブツ…

声を出して読んでも

文句言われない人は、

是非声に出して読んでください。

声に出すこと、

耳から自分の声を聴くこと、

も記憶の定着に効果がある

と言われています。

筆者は

社会人になってから知ったのですが…

 

効果ですか?

この方法のおかげで筆者は、

理科の定期テスト、

中高6年間ほぼ毎回80点以上を

キープできていました。

しばおくん
しばおくん
めんどくっさ!
 
のびさん
言われると思った!

そんな皆さんにおススメなのが

チェックペン(暗記ペン)

筆者が学生時代は

そんなものありませんし

あっても高価でしたので、

仕方なく

「トレーシングペーパー暗記法」

だったのですが、

今や、

赤や緑のマーカーと緑や赤の透明シート
(下敷き?)のセットは、

百均で小さいものなら

2セットで110円で売っている時代。

教科書を直接塗りつぶしても、

けしペン付きだから

覚えたら消して

元に戻すこともできます。

ただ、百均のけしペンは

消しきれずに跡が残るので、

気にならないレベルまで消したい人は、

ちゃんとしたメーカーのものを選ぶと

多少ましになると思います。

この方法には取り組む時の注意点があります。

  1. 重要単語を最優先に覚えること。
  2. しっかり暗記できるまで
    何度も繰り返すこと。
  3. テスト前に、確認のためもう1度やること。
    覚えていないところを見つけたら
    もう一度暗記し直す。

の3点。

チェックシート付きの

参考書が書店に並んでいる

ほどですから、

今も昔も暗記したいときの

効果的な手段の一つである

ことにかわりないという証拠。

 

思考力、判断力、想像力、表現力を重視する

大学入試改革は、

始まったばかりでまだまだ手探り状態。

これまでの「学力観」が

すぐに大きくかわることはない

と言っていいと思います。

ですから、

今の段階ではまだ

学力に占める「暗記」の役割は小さくない

今までやってきた勉強法で

結果が出ていない生徒さんは、

ぜひ一度だまされたと思って

試してみてください。

効果大な方法の一つですで。

中学理科の得点力を引き出す勉強法 その1 まとめ

しばおくんの横顔のイラスト
しばおくん
やってみたけど効果ないよ~

という生徒さんに一言。

覚えたのは本当に重要単語でしたか?

繰返しと勉強時間、足りてましたか?

終わったことはどうでもいいんです。

「これからどうしたらいい?」

か自分の頭で考えて、

次は結果に繋がるよう

勉強法に自分なりの工夫を加える努力

をしていきましょう。

1回でも2回でもよけいに繰り返して、

しっかり記憶できるよう挑戦してみてください。

その努力は貴方を決してうらぎりませんので。

先日、

理科のサポートを

追加で受講してくれるようになった生徒さんから、

最初に「理科の勉強法」の質問をうけましたので、

念のためブログでもご紹介した次第です。

中学理科の学習法のうち、

前半部分の「暗記」について

今回は取り上げてみました。

理科の勉強法に悩んでいる皆さんの

お役にたてたとしたら、幸いです。

 
のびさん
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

【関連記事】理科の学習法その2につきましては、下記の記事をご参照ください。

 

スクールの特徴紹介につきましては、下記ページをご参照ください。
お問い合わせにつきましては、下記ページをご参照ください。

 

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