明快!国語の長文読解のコツ|おさえるべき説明的文章のポイント3点と解き方の「公式」

B!

国語の長文読解
苦手なんだよな~
なんか良い方法ないかな?
そんな長文読解が苦手な
のびくんに、とっておきの方法を
伝授しちゃいましょう!
小学校高学年から高校までの
国語長文読解が苦手な人向けに、
一生役立つ基本をお伝えします。
こちらの記事では
個別指導塾を新潟市で運営しているNOBINOBIが
説明的文章の長文読解の解き方について
選択問題を例に解説していきます。

 

記事の内容は、

●説明的文章の基本「つくり(構成)」は、「序論、本論、結論」。
●説明的文章の長文読解、得点の足を引っ張る問題は「選択問題」。
●説明的文章「選択問題」の解き方、3つのポイント
・読む時のポイントは、「段落」にあり!

・解き方のポイントは、「設問」と「傍線部をふくむ一文」にあり!
・答える時のポイントは、「傍線部をふくむ一文」から答えの手がかりを探すだけ!
●説明的文章「選択問題」の正解パターンは1つ、不正解パターンは5つ。
●まとめ
●豆知識

となっています。

 

  • 記事の信頼性
こちらの記事は“のび校長”

●小中学生対象完全個別指導塾の校長(経営者兼専任講師)

●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。

●年評定平均:中学時代3点台→高校進学後4.9、4.8、4.4の塾生を輩出。

●サポートした不登校の卒塾生、大学へ進学(在学中)。

オリジナル直筆記事が、グーグル2ワード検索で1位(2022.5.2現在)

●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」

 で、2020年6月から22ヶ月連続ランキング1位。

 2020年3月開設15ヵ月目で月間4万PV超。

●元公立高校教員

●現役カウンセラー

こと“のびのび”が書かせて頂きました。
長文読解は
問題の解き方の基本がわかれば、
まるで算数や数学の公式を使って解くように
解答できます。

 

学校のテスト、
20点~30点近くアップする
生徒さんも続出!

 

平均より下から、
平均よりすこし上の生徒さん達に、
特におススメの内容です。

 



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説明的文章の基本を理解する

文学的文章の解き方

でも、お話していますが、

長文読解の問題文は、

説明的文章と文学的文章の2つのグループ

に分けられます。

説明的文章(説明文、論説文、評論など)
 筆者の言いたいことが書かれている文章。
 読者の理解を目指ために書かれる文章です。
 ●文学的文章(物語、小説、詩など)
 登場人物の気持ちをとらえている文章。
 読者の感動を目指すために書かれる文章です。

作者の言いたいことが書かれている

説明的文章は、基本的に

「序論」:話題、問いかけ、まとめ が書いてある、出だしの部分
「本論」:例、理由、方法 が書いてある、真ん中の部分
「結論」:筆者の考え、答え、まとめ が書いてある、終わりの部分
の3つから成り立っています。
時々
「筆者はこう思う!」と結論を先に言って
「なぜならば…」とその理由を本論で言う
つくり(構成)の文章もあります。
序論に「まとめ」が入っているのは
このタイプがあるからです。
作者が、
どんな流れで話(論)をすすめているのか?
がわかると、
内容もスムーズに理解できる
ようになります。
まずは、
説明的文章のつくりを
しっかり頭に入れて
おいて欲しいのです。

説明的文章の解き方とコツ|3つのポイントごとに解説

それでは、

説明的文章の解き方とコツを

順に見ていきましょう。

長文読解の足をひっぱる設問は…「選択問題」

長文読解の得点が伸びない要因に

“得点の足を引っ張る設問”

があります。

長文読解の足をひっぱる設問とは
“選択問題
”です

こう説明すると、

多くの生徒さんは

文章を書いて答える(記述)問題でしょ!

と答えてくれます。

確かに配点が高いので、

一見一番足を引っ張ているようにみえます。

でも実際に足をひっぱる問題は

「ア~オの中から選んで記号で答えなさい」

というアノ問題です。なぜなら、

不正解ならその設問は

“ゼロ点”部分点は一切ない問題

しかも1回のテストや試験の中で

必ず複数出題される

パターンの問題です。

長文読解の問題は、

理解できているか、できていないかを

試す問題がほとんど。

ですから、

選択問題を

間違えずに選べる読解力があれば

「5文字で抜き出しなさい」などの

「抜き出し問題」も

迷わずに本文から抜き出す力がつき、

得点アップにつながるのです。

そこで

説明的文章の解き方について

選択問題を例に解説

していきます。

説明的文章読解の解き方、3つのポイントを解説|「選択問題」を例に

解き方さえわかれば、

国語の文章読解は

算数や数学の公式を使って解くように

解答できます。

逆に、解き方を理解して頭に入れなければ、

解くことが難しくなってしまいます。

ここでは

ポイントを3つに絞って詳しく解説

していきます。

読む時のポイント

文学的文章の解き方でも説明しましたが、

設問(問い)から読んで

問題を解く方法は

読解力が身につかず

ケアレスミスの原因

になります。ですから必ず

● まず問題文をしっかり読む
● 設問(問い)を読んで問題にとりかかる
の順で、解くようにしましょう。

① 段落ごとに内容を理解する

長文の問題、

特に説明的文章を見ると、

嫌いな人、苦手な人は

 

これ、全部読むの?

と、見た瞬間に

戦意喪失してしまいがち。

文字ぎっしりの問題文を見ると

苦手でない人でも

「うぇっ!」

となります。

楽に読みすすめるには

“段落でくぎって読んでいく”ようにする

のがおススメ。そして、段落を

読む時に必ずおさえたいのが

“繰り返し出てくる言葉“
“その言葉と同じ意味や似ている言葉”

です。

何度も繰り返し出てくる言葉は、

筆者が大切だと考えて読者に伝えたい言葉、

この文章の“キーワード”です。

さらに、キーワードを

“キーワードと同じ意味の言葉や似た言葉”=類義語で

言いかえて強調することで、

筆者の考えを読者に強く印象付けて、

伝えようとします。

“キーワード”と“類義語”が筆者の言いたいことの中心

なのです。

 

何度も出てくる言葉は?
その言葉に似ている言葉、
言いかえている言葉は?
と意識して読むことで、
段落の内容をおおまかにつかむことができる
のです。

② 段落と段落のつながりを確認する

キーワードと類義語を意識して

段落ごとのの内容をつかむ(要約)ことができたら

段落ごとのつながりを確認

しましょう。

次の段落の最初に“接続語”があったらチェック

します。

例えば、

しかし”で始まる段落は

「前の段落の内容と逆のことを話しますよ!」

のサイン。

接続語の意味がわかっていれば、

前の段落と次の段落がどんな関係か

ハッキリします。

●段落ごとにキーワードと類義語を探しながら読む
●段落ごとに内容を理解していく
●段落と段落のつながりを確認する

こうすることで

長文が楽に理解できるだけでなく

要約までできてしまう

のです。

解き方のポイント

問題文を読んで

理解と要約ができたら

いよいよ設問にとりかかります。

実際に問題を解くときのポイント

を見ていきましょう。

① 設問を確認する

設問の文章は

正解するために

とても重要な文章です。

そんなの
わかってるよ!
と言われることも多いですが、

 

設問を流し読みしてしまう
生徒さんが本当に多い!(涙)

設問で

「きかれていることは何か?」

しっかりおさえられれば、

ケアレスミスを防げます。

「○○とありますが、それはなぜですか?」

ときかれたら

「なぜ」のところに印を付ける

 

“理由”をきかれてるな!

とわかれば、

“原因”や“背景”を探してしまう

ことはなくなります。

ケアレスミスは

設問文(問題文)の“聞かれていること”に印を付ける

だけで防ぐことができるのです。

② 傍線部をふくむ一文全体を確認する

設問のほとんどは、問題文に

設問をしめす線(傍線)と記号

が書かれています。

線は、文の中の一部に引かれていると

そこだけ読んでもよくわからない

わけです。

そこで

傍線部がある一文全体

(文のはじまりから句点「。」まで)

に注目します。

ところが

傍線部がある一文全体に注目しても

意味がわかりやすい文であることは

まれです。

なので

傍線部がある一文だけで意味がわかるように

“主語”と“述語”

“指示語”

“接続語”

の3つに注目していきます。

念のためおさらいしておくと

主語は「~は」、「~が」、「~も」の「~」の部分
述語は「○○だ」、「○○する」の部分
指示語は「これ、それ、あれ、どれ」(こそあど言葉)など、何かを指し示す言葉
接続語は「しかし」、「だから」など、文と文をつなぐ言葉

記事“文学的文章の解き方”で説明している

“長文読解解き方の基本”と、

文をつなぐ接続語とその意味をつかむことで、

傍線部がある一文の内容が

ハッキリしてわかりやくなるのです。

 

例えば、

こうした感覚は、たとえば、近代になってからのことだが、板の間ではスリッパのような上履きを使うが畳の間ではそれを脱ぐといった習慣にも①そうしたしきり意識を見ることができる。

引用元:柏木博-『「しきり」の文化論』講談社現代新書

こんな文の場合、

主語は、かくれています。筆者の考えで、日本人に共通の考え方だとすると「私は(私たちは)」となります。
述語は、「見ることができる」です。
指示語は、「こうした」「そうした」の2つ。
両方ともこの一文の直前「板の間よりも畳の間の方が上位にあり清潔だ」という一文を指し示しています。
接続語は、「たとえば」で、「ここで例をしめしますよ」という時に使います。

こうして確認した点をもとの一文に当てはめると、

「板の間よりも畳の間の方が上位にあり清潔」という感覚は、たとえば(、近代になってからのことだが、)板の間ではスリッパのような上履きを使うが畳の間ではそれを脱ぐといった習慣にも「板の間よりも畳の間の方が上位にあり清潔」というしきり意識私(私たち)は見ることができる。

 

主語が無い場合は、一文の含まれる段落から探して

みましょう。

指示語が指し示す文は、

まず一文の含まれる段落から探し、

無い場合は、前後の段落から探す

ようにします。

接続語は

ある文とない文があります

ある場合に

その使われ方と意味をつかむようにしましょう。

答える時のポイント

例文を比べてみると、

こうした感覚は、たとえば、近代になってからのことだが、板の間ではスリッパのような上履きを使うが畳の間ではそれを脱ぐといった習慣にも①そうしたしきり意識を見ることができる。
が、
「板の間よりも畳の間の方が上位にあり清潔」という感覚は、たとえば(、近代になってからのことだが、)板の間ではスリッパのような上履きを使うが畳の間ではそれを脱ぐといった習慣にも「板の間よりも畳の間の方が上位にあり清潔」というしきり意識私(たち)は見ることができる。
となり、
内容がはっきりわかるように
なりました。
あとは
“内容がはっきりした傍線部をふくむ一文”から答えの手がかりを探す
だけです。
一文の中に手がかりが
見当たらない場合は
その一文を含む段落
から。
そこにも見当たらないなら
その段落の前後の段落を、
というように範囲を広げて見ていくと
必ず手がかりがみつかります。
あとは、
見つけた手がかりを元に
正解を選べばいい
のです。
お疲れさまでした!

 

この解き方を使えば、
確実に、説明的文章の長文読解で
選択問題や抜き出し問題の正解を
見つけだせる
のです。

 

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説明的文章長文読解の注意点|選択問題を例に

 

近年の長文読解の選択問題は

“最もあてはまるものを選びなさい”

という設問が増える傾向

にあります。

アかな?ウかな?

と悩んだあげく、

ひっかけられて不正解になるのは

とても悔しいですよね。

そうならないために、次に

“正解のパターン”と

“不正解のパターン”の

代表的なもの

を見ていきましょう。

正解のパターンは、1つ!

答えの手がかりとぴったり一致するもの

当たり前のようですが、

言い足りなくもないし、言い過ぎでもない。

というところがポイント。

ただ、

本文をそのまま抜き出して選択肢に使うことは

少ないですよね。

簡単すぎて

テストにならなくなってしまいます。

そこで内容がぴったり合うように

同じような表現に言いかえるわけです。

こんな表現は
問題文にはでてこなかったから
「✖」だ!

と決めつけてしまうと

痛い目にあいますので、

言葉の言いかえ、類義語にも注意

しましょう。

これから説明する

不正解のパターンと比べてもらう

と良くわかると思います。

不正解のパターンは、5つ!

①「決めつける言葉」が入っているもの
②内容が足りてないもの
③内容がズレているもの
④内容が逆のもの
⑤内容と関係ないもの

それぞれ見ていきましょう。

①「決めつける言葉」が入っているもの

世の中や物事で

絶対こうだ!

ということはありませんよね。

それは説明的文章でも同じこと。

最初から決めつけてしまったら、

説明する意味はない…

わざわざ説明的文章を書く必要も

ないわけです。

ですから、

・必ず
・最も
・唯一
・絶対
・常に
・まったく
・すべて
・全部
こんな表現が選ばせる文(選択肢)の中に入っていたら、要注意!

こんな

言い過ぎ、おおげさ、わざとらしい表現

になっていれば、不正解!

よく確認してほしいのです。

②内容が足りてないもの

説明不足は要注意です!

例えば

「最もふさわしいものを選びなさい」で

2つの内容が入っていなくてはならないのに

1つしか入っていない…

アウトです!

書かれるべき内容のうち1つは正しい場合が多いので、ひっかけられないよう注意

しましょう。

③内容がズレているもの

ズレるって
どういくこと?

問題文には書かれているけど、

別の段落の内容で

設問が求めているものと違う…これも注意

してください!

聞かれているのは、

序論について?

本論について?

それとも結論ついて?

あわてずに

文のつくりを再確認

内容がズレているものを選ばないように

気をつけましょう。

④内容が逆のもの

さすがに
これはないでしょ!

と思うかもしれません。

ところが

日本語の助詞の使い方や

文のつくりの上でありえるので

これも注意が必要!

最後まで良く読んでみたら真逆だった、も十分ある

わけです。

例えば

途中全てあっていたとしても最後で

「…である。」が「…でない。」に

なっていたら?

逆の内容になってしまいますよね?

2つの内容が入っていて正解の場合、

一方が真逆ということもあります。

サーっと読んで、合ってる!

と正解にしてしまったら…

出題者の思うつぼです。

⑤内容と関係ないもの

“内容と関係ない”は、
ありえないでしょ!

と思うかもしれません。

でも、たまにあります。

ある程度わかっている人は、

真っ先に正解候補から落とす選択肢。

“設問を先に読む”タイプの人は

引っかかってしまうこともある

ので注意が必要です。

まとめ|長文の読解力と得点力を伸ばすために

最後にもう一度おさらいしますと、

こちらの記事は

●説明的文章の基本「つくり(構成)」は、「序論、本論、結論」。
●説明的文章の長文読解、得点の足を引っぱる問題は「選択問題」。
●説明的文章「選択問題」の解き方、ポイントは3つ!
・読む時のポイントは、「段落」にあり!
・解き方のポイントは、「設問」と「傍線部をふくむ一文」にあり!
・答える時のポイントは、「傍線部をふくむ一文」から答えの手がかりを探すだけ!
●説明的文章「選択問題」の正解パターンは1つ、不正解パターンは5つ

について、

個別指導塾を新潟市で運営しているNOBINOBIが、

丁寧に解説させていただきました。

はじめにお話ししたように、

長文を読んでも内容がほとんど理解できない人、

コンスタントに80点以上とれている人には

大きな効果は期待できない解き方です。

一方、

平均より下から

平均よりすこし上の生徒さんには

効果絶大な解き方とコツ

でも、

こちらの記事の解説を理解しただけでは

使い物になりません。

理解して身につけてこそ

公式は役に立つ

のです。

もう少し
簡単な方法ないの?
できるところからでいいので
やってみましょう!

 

解答に時間がかかっちゃう!
問題文の短い練習問題から
挑戦してみましょう!

 

新聞の一面コラムを読んで要約する

“読解力トレーニング”もおススメ

です。

【関連記事】長文読解トレーニングは、こちらの記事をご参照ください。

一生役に立つように

身につけるためには

あるていど練習も必要

なのです。

少しでもお役にたてましたら幸いです。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

豆知識|高校教師時代のテスト作成から、正解を導き出すヒント

公立高校教師時代は、

定期テストを作るのも仕事の一つでした。

テスト作成経験者としてお話すると、

問題は基本的に

「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の3タイプ

で出題します。

ふつう以上の難しさの問題は、

しっかり勉強していなければとれない問題。

理解しておいてほしいこと、

覚えておいてほしいことだけでなく、

間違いやすいところも入れて

問題をつくります。

ですから、見方をかえて、

出題者になった気持ちで考えてみると

「アッ!ここでひっかけようとしてるのかな?」

と見えてくるようになります。

文章を読む時も、

問題を解くときも、

書き手や

出題者の気持ちになって考えてみる

ことで、

書き手や

出題者の言いたいこと、

したいことをしっかりつかむ

“読解力”を

大きく伸ばすことができる

のです。

文学的文章の解き方につきましては、こちらの記事をご参照ください。

国語の得点力を伸ばす方法につきましては、こちらの記事をご参照ください。

読む力を無理なく伸ばす方法につきましては、こちらの記事をご参照ください。

 

当スクールの取り組みにつきましては、下記の記事をご参照ください。

スクールのなかみ

 

当スクールの特徴は、こちらをご参照ください。

 

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