新潟市の小中学校ではタブレットが配られ、必修化されたプログラミング教育もスタートしています。
プログラミングには触れてほしいけれど、何からどこから手をつけたら良いか、何を選んだらよいか、
悩んでいる保護者様、お子さんもいらっしゃると思います。
そこでこちらの記事では、個別指導塾を新潟市で運営中のスクールNOBINOBIが今注目しているプログラミングの小学生向け教材についてご紹介。
こちらの記事の内容は
●スプリンギンのなかみと特徴
●スプリンギン試してみた!
●スプリンギンで作ったゲーム、お試しと感想
●スプリンギンは子どもから大人まで楽しめる
●まとめ
●豆知識:ビジュアルプログラミングとは?
●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校の卒塾生、大学へ進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」
で、2020年6月から13ヶ月連続ランキング1位。
2020年3月開設15ヵ月目で月間4万PV超達成。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー
の“のび校長”ことのびのび。
愛車のヘッドライトの電球(バルブ)切れをなんとか無事に自分で交換できたオッサン筆者と、塾生さんが実際に試してみたビジュアルプログラミングアプリのリアルな感想をお話ししていきます。
目次【タップでジャンプ】
プログラミングの小学生向け教材、専門家のアドバイス
お子さんに新しいものごとにチャレンジしてみたい!と思ってもらうには、今熱中していることと同じくらいかそれ以上に楽しいと思えるものであれば良いのです。
楽しいと思えるものを“楽しい!”と伝えるには、保護者様をはじめ、身近な大人が楽しんでいる背中を見せるのが一番。
そもそも、プログラミング教育って?という方はこちらの記事をご参照ください。
とはいえ、無料で勉強できるソフトやアプリ、ツールはたくさんあります。
何を選んだらよいか、迷われている保護者様もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者も
と悩んでいました。
そこで、無駄な時間を使うくらいならと、プロの方におすすめを教えてもらうことに。
プログラミング教室“ピタゴラミン”を全国展開されていて、クラウドコンピューティングに関わるコンサルティング、ソフトウェア開発、システム構築、販売、及び保守・運用業務と学校、各種施設、企業及び個人における人材育成事業をされているT-Solutions株式会社の代表飛塚さんに相談。
「スプリンギン(Springin')はどうでしょう?」
と、親切に教えていただきました。
ピタゴラミン?
間違えてしまいそう……
スプリンギン(Springin')ってなに?
スプリンギンは、プログラミング未経験でもゲームや動く絵本がつくれるビジュアルプログラミング言語のツール(アプリ)。
難しいプログラミング言語やルールがわからなくても、自分で描いた絵を、たくさん用意されているアイコンツールをつかって思い通りに動かすことができます。
4才児からおじいちゃんおばあちゃん世代まで、だれもがクリエイターになれるアプリ。
アップルのAppstore、androidのGoogleplayどちらも無料でダウンロードできます。
特徴を簡単にまとめると、
●使い方の解説動画、あります。
●アプリ内にマーケットがあります。
マーケットでは、アプリ内コインをつかって、自分でつくったゲームや絵本を売ったり、他の人が作った作品を買ったりすることもできます。
●アプリ内コインは、最初に1,000コインもらえて、購入できるゲームは10コインからあります。
●マーケットで公開されている世界中のゲームや絵本は、どれでも楽しむことができますし、どうやって作っているか?もわかります。
●定期的に作品のコンテストも開かれていて、応募することもできます。
になります。
やってみた!プログラミングに興味がある方向けアプリ
スプリンギンのゲーム、やってみた!
せっかくアドバイス頂いたアプリですが、自分でやってみないとわからないしおススメもできません。
そこで、さっそくダウンロードしてユーザー登録。
まずは、スプリンギンの公式無料ゲームに挑戦してみました。
やってみたゲームはこれ↓です。
う~ん、意外と難しい……でも、
自分でゲームを作ってみたくなりました。
スプリンギンでゲーム作ってみた!
そこで今度は、動画で簡単なゲームの作り方を勉強。
1.5倍速で視聴して、わかりにくいところは見返しながら、同じようなゲームを作ってみました。
ゲームのキャラクターの絵やボタンなどの部品を描いて、配置。
あとは、属性のアイコンツールで動かし方を決めていきます。
動画視聴から1時間半ほどで、筆者自作のゲームが完成!
作ってみたゲームはこれ↓です。
イラストを描きなおしたり、部品を作り直したりしましたので、動画通りのゲームを作るならもっと早くできると思います。
試してもらった!作ったゲームを中学生の塾生さんに。
文部科学省、総務省、経済産業省の「みらプロ」にも採択されたスプリンギン。
アプリで自作したゲームは、イラスト以外は、解説動画どおりの簡単シンプルなもの。
こんな初歩的なゲームでも、作ってみると誰かに試してみてもらいたくなります。
プログラミングって楽しい!と思ってもらう一つのきっかけになればと、たまたま休憩中だった中学生塾生さんに試してもらうことに。
すると、意外にも好反応!
ゴールが嬉しいのか、何度もチャレンジ。
ほんの少し、興味をもってもらえたようです。
簡単にゲームや絵本が作れる?子ども向け遊びアプリ?
スプリンギンは、見て直観的にわかるアプリですので小学生向けともいえます。
ですが、
●サウンドエディタで、音作りも自由自在(まだ使っていません……)
●“重力”など、たくさんある属性アイコンを組み合わせて、思いどおりの“動き”に。
実際につくってみて、できることがとても多い、自由度の高いアプリと感じました。
自由度が高い分、自分の思い通りの作品を作るには、イラスト、動き、音などを自分で選んできめていかなくてはなりません。
すじみち立てて考えて、試してみないと思いどおりにはなりませんし、オリジナリティーあふれる作品にするには、想像力も必要。
“おじいちゃんおばあちゃん世代”の大人まで十分に楽しめるアプリ、といわれる理由にも納得です。
まとめ
こちらの記事の内容をおさらいすると、
●スプリンギンのなかみと特徴
●スプリンギン試してみた!
●作ったゲーム、お試しと感想
●子どもから大人まで楽しめるビジュアルプログラミング
でした。
人には向き不向きがあります。プログラミングにも、向き不向きはあるはず。
ひとりひとりの向き不向きも考えず、公教育の一環として全てのお子さんに必修化することには違和感を覚えます。
一方で、エンジニアは世界中で不足しているといわれ、今後AIやロボットが社会の隅々までいきわたるようになれば、プログラミングはこれからを生きるお子さん達に欠かせないスキルになっていく、とも考えられます。
アラフィフのオッサン筆者が、遊んでみて、作ってみて、試してもらって、“これはいい”と感じられたビジュアルプログラミングアプリ。
まだ始めたばかりで使いこなせてはいませんし、このアプリだけでプログラミングスキルが身につくものでもないでしょう。
ですが、小学生の皆さんが最初に触れるアプリとしては、プログラミングに興味をもつきっかけをつくってくれるビジュアルプログラミングツールの一つではないか、と感じます。
最初のステップとして試してみて、次のステップは別のビジュアルプログラミングに取り組んでみる、そんな活用方法もあるのではないでしょうか。
ご紹介したアプリに限らず、取りくみやすい無料ツールがあるならどんどんチャレンジしてもらいたい!
子ども達の可能性は無限大。
向き不向きを大人が一方的に決めつけて、チャレンジしないのはとてももったいないことだと思うのです。
こちらでご紹介したアプリは、Appstore、Googleplayどちらからも無料でダウンロードできます。
教えてくださったプログラミング教室“ピタゴラミン”のT-Solutions株式会社代表飛塚さんには、プログラミングに触れるきっかけを作ってもらって感謝しているところです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
豆知識:ビジュアルプログラミングって?
プログラムをプログラミング言語(テキスト=コード)で書いて作るのではなく、アイコンや絵など視覚的なオブジェクトやブロックの組み合わせで書いてプログラムを作る方法。
プログラミング言語の文法のもと“英語”が母国語でない人や子ども向けに、プログラミング言語のかたまりを見てわかるに部品に変えて、その部品を組み合わせることでプログラミングできるようにしたもの。
こちらのサイトで、詳しく紹介されています。
ビジュアルプログラミングってなに??3タイプ分類でわかるScratchやViscuitの違い