しばおくんの横顔のイラスト
しばおくん
数学(算数)、 勉強する気にならないんです…
数学(算数)が苦手で、 教室の門をたたいてくれる生徒さん、 けっこういらっしゃいます。 高校時代は数学が苦手だった筆者ですから、
のびさん
数学(算数)が苦手な人の気持ち、 痛いほどわかります…
今回は、数学に限らず、 相談を受けたときに必ずお話ししている、 苦手教科でも スムーズに取り組めるようになる方法 をご紹介します。 最新の脳科学の発見も織り交ぜながら、 ポイントを3つに絞ってご紹介 していきます。 誰でも簡単に挑戦できる方法です。
のびさん
是非、試してみてください。
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やる気スイッチってあるの?

集中する子どものイメージ画像  
しーママ
やる気スイッチってよく聞きますけど、 本当にあるのかしら…
のびさん
そうですね、 気になって調べたことも含めて、ご紹介していきます。

脳科学から見た「やる気スイッチ」

これだけ科学が進んでも、人間の 「脳」はまだまだわからないことだらけ なんだそうです。 ですから、 これが絶対の見解というわけではないんですが、 複数の脳科学の研究者のお話によると 「やる気スイッチはない」 んだそうです。 妙に納得してしまったんです。 自分自身の経験や生徒さん達と接する中で、 「やる気スイッチ」があるなら、 それを入れさえすれば 苦手教科でもできるはずなんですが、 とにかく取り掛かるまで時間がかかって、 「やる気スイッチって、あるんだな~」 と感じた事、一度もないんです。   やる気スイッチをイメージした画像   悩んで門をたたき、通ってくれる塾生さん達に、 少しでもわかりやすく 解説やアドバイスをしてあげたい! 数学をわかるだけでなく できるようにしてあげたい! 自分がしっかりわかってなきゃ、 解説なんてできるわけない! という気持ちから、 中学数学を復習し直し、 生徒さんたちに アドバイスできるようになった今は、 数学が少し楽しくなってきています。   そんな実体験と脳科学の研究結果をベースに、 普段から自ら実践し、 塾生さん達にも紹介している はかどる自分になる方法とは…
  1. 「体を動かす」
  2. 「集中させる」
  3. 「習慣にする」
の3つ。 それぞれ、順番に説明していきます。

やる気が出ない時試して!はかどる自分になる方法

はかどらない状況をイメージした画像

その1)体を動かす

「メンタルブロック」や 「心の壁」と言われている 「苦手だからできない」 「やる気出ない」という状態は 脳科学的にみても、 勝手にできない自分を想像して作り出した 負の「まぼろし」、結局思い込みでしかない のだそうです。 「やる気」なんて脳科学的に存在しないなら、 「やる気を出すには?」 とか考えるだけ無駄。 あれこれ 悩んだり考えたりする前に、 「まず体を動かす」ことが大事 です。 集中したいときに、 無意識に体を動かしていたんだな、 と感じたのは、 開校準備から業務に入る作業の時でした。 ノボリを出す、 看板を出す、 そのあと、毎日教室回りを確認して、 雑草を抜いたりゴミを拾ったりする。 それが終わってから、 運営業務だったり、 教材研究だったりの通常業務にとりかかる。 そうすると、 比較的スムーズに仕事に入っていけるんです。   生徒さんにアドバイスするときは、 「勉強にとりかかる準備として、  体を動かしてみよう!」 とお話ししています。 カバンから課題やプリントを出す。 散らかった机を片付けて、 教材を広げるペースをつくる。 筆記教具を準備する。 スマホ、タブレットの電源を切る。 小さな音でBGMを流す(賛否ありますが…)。 やる気のあるなしに関係なく、 まず、体を動かしてみる ことで、スムーズに勉強に入っていけるよう 脳の体制を整えてあげる ことに意識を集中する。 たったこれだけで、 意外とスムーズに勉強に入れる ようになると思うのです。

その2)集中させる

将棋や囲碁の対局、 百人一首の試合 なんかのワンシーンをニュースで見るたびに 「ものすごい集中力だな…」 って思ってしまいます。 あそこまで高い集中状態とまでは行かなくても、 脳を集中した状態にできれば、 苦手教科もはかどるはず。 ところが、 人間の脳はもともと 「いろんなことに意識をむける」 ようにできている のだそうです。 文明を築くまえの人類は、 自然界ではとても弱い存在でした。 いつ危険な目に合うかもしれない… 危険から身を守るには、 周囲のいろんな状況に 気を配らないと生き残れません。 一つのことに集中しすぎていては、 何か起こった時に身を守れないからです。 そこで脳は、 いろんなことに気を配れるように なったんだそうです。 勉強に集中したいときに、この、 もともと備わっている能力が マイナスに働いてしまう のです。 だから、 強制的にでも脳を集中した状態に もっていく必要がある わけです。 体を動かして、脳の態勢が整ったら、 次は脳を集中した状態に持っていく。 そのためには、 「視野を狭めてやる」と良い のです。 目の前にあるものだけに意識を向ける。 どうすれば? 目をつぶって、 頭のてっぺんに意識を集中して30秒、 静かに目をあけると、集中した状態に。 なんだか、禅の修行に似てませんか。 でもこれは、 脳科学の研究者おすすめの集中法の1つ なんです。 集中した状態で勉強できれば、 自然と効率もアップ しますから、 成績アップ間違いなし です。

その3)習慣にする

好きとか嫌いとか、 良いとか悪いとか、 感情とか抜きで 自動的に毎日やっていることって 誰にでも1つくらいある のではないでしょうか。 やっておかないとなんだか落ち着かない… 1日が終わった気がしない… 勉強もこんな状態に持っていければ 「継続の力」で、 実力アップにつなげられると思うんです。 これはけっこうハードル高いでしょう? と思うかもしれませんが、 きっと、気持ちが先走ってしまって、 ついつい高すぎる目標をたててしまうから、 続かなくなってしまうのです。 だとしたら、 まず「継続」と「習慣化」を最優先に する。 「いや、これなら誰でもできるでしょ!」 と思うくらい 低い目標にしてみる。 例えば、数学だったら、 1日100問は無理でも 1日1問なら余裕!と思うなら、 まず1問から始めてみる。 時間帯も自分が無理のない時間、例えば 「お風呂上りに20分だけ!」 と決めて、やってみる。 苦手な教科も「習慣化」を最優先に、 工夫して、だめもとで始めてみる。 ちょっとした工夫で、自分の役に立つ 「習慣」がつくれれば、成功体験につながり、 「こうすれば、自分はうまくいく!」 という、自分なりの方法や 自信を手に入れることができる のではないでしょうか。

はかどる自分になる方法 まとめ

はかどる自分をイメージした画像 今回は、脳科学の研究から 「苦手教科でもスムーズに取り組めるようになる方法」 のポイントを3つご紹介しました。 自分自身、気が散ってしょうがないときに、 取り組んでいる方法ですし、 しっかり意識して試してもらえば、 かなり効果の期待できる方法です。   筆者はこの方法で、最近、 「タスク管理」 「瞑想」 の2つを習慣化できました。   苦手教科にとりかかれず、 勉強時間が足りてないと悩んでいる皆さんは、まず、 「四の五の言わずに実行」 してみてください。   集中できずに悩んでいる 小学生、中学生の皆さんの、 苦手教科の克服に役に立てたとしたら、 嬉しい限りです。
のびさん
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
【関連ページ】 教室の取り組みにつきましては、下記の記事をご参照ください。
 
スクールの特徴紹介につきましては、下記ページをご参照ください。
お問い合わせにつきましては、下記ページをご参照ください。
 

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