- こちらの記事の内容は、
●参考書の検討する前におさえておきたい注意点
●結果につながる参考書の選び方|3つのポイント
その1)「参考書の品ぞろえの良い書店に行く」
その2)「書店の参考書を見まくる」
その3)「気に入った!これは使える!と思う参考書を選ぶ」
となっています。
- 記事の信頼性
こちらの記事を書かせて頂いたのは、
●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校卒塾生、定時制高校→大学進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」
で、2020年6月7月ランキング1位を獲得。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー
誰でも、簡単に、確実に結果につながる参考書を手に入れられる基本的な考え方をお伝えします。
目次【タップでジャンプ】
参考書の検討する前に、おさえておきたい注意点
「高額塾教材被害」から、「教材」の基本を確認
以前お世話になっていた美容師さんは、3人のお子さんのお母様。髪を切ってもらう間の世間話で、
「高校生でしたよね?予備校の教材ですか?」
「ちがうの、中学時代に通ってた塾の独自教材。やめちゃったんだけど、教材は解約できなくて~」
「ひどい目にあいましたね…」
「そうなの!3年分で60万もしたのに、ほとんど使わずじまい…」
「60万!!!!!」
こんな塾もありますので、高額のオリジナル教材は、絶対に購入しないでくださいと当塾の塾生さん、保護者の皆様、相談にみえたご家庭の皆様、そして、このサイトに訪問してくださっている皆様へも、強く注意喚起させて頂いています。
そもそも、ひとりひとり性格も、学力も違う生徒さんたちに
「この教材じゃないと成績はあがりません!」
と断言して中学生の皆さんや保護者の皆様の不安を煽り、高額な教材を購入させようとする塾に、まともな塾はありません。
中学生の塾生さんのために、日々様々な学習教材を試している現役講師兼校長として、毎日の学習支援で痛感するのは、
「全ての生徒さんに合う学習教材は、存在しない」
というあたりまえの事実なのです。
学習参考書は必要?
「全ての生徒さんに合う教材はない」なら、参考書を購入する必要はないのでは?と思われるかもしれません。
教科書や補助教材、副教材は、その学年学年の子ども達のレベルに合わせてつくられているもの。学校の教材でスムーズに学習できる生徒さんなら、教材だけで十分です。
ただ、お子さんの理解の特徴やくせ、教科ごとのレベル、学習スピードは、ひとりひとり違います。
また、得意教科をもっと伸ばしていきたい、苦手教科を克服したい、全体的に成績を底上げしたいと考えているなら、学習参考書は役に立つツールの一つ。
自分にピッタリ合う参考書をしっかり活用できれば、成績アップの頼もしい味方になってくれます。
こんなお話をすると、10人中7~8人の中学生塾生さんや保護者様から、
と質問されます。
結果を出すための参考書選びのポイント 3つ
参考書選びのポイントをまとめると、次の3つになります。
その2)「書店の参考書を片っ端から見まくる」
その3)「気に入った!これなら使えると思える参考書を選ぶ」
一つずつ、詳しく説明していきます。
その1)参考書の品ぞろえの良い書店に行く
学習参考書を出している出版社は、どのくらいあると思いますか?
楽天ブックスの語学・学習参考書出版社別一覧にある出版社数は、341社です。
※2019年8月27日現在「その他」を除いて、実際に数えました。
全ての出版社が中学生向けの学習参考書を作っているわけではありませんが、1割の出版社が中学生向けの学習参考書を出版しているとしても、34社になります。
これだけの会社から出版されているのに、全国チェーン書店には15社程度の参考書しか置かれていません。
5教科全部そろえて出している出版社は、さらに少なくなります。
書店としては、売れる本しか置きたくないのが本音です。全国チェーンの書店ならなおさら。
ですから、店舗規模にこだわらず、1社でも多くの種類の参考書を置いてくれている良心的な書店を探して、実際に見に行って頂きたいのです。
最近のECサイトでは、「なかみ検索」を用意してくれたりしてちょっとだけ読めたりしますし、購入者のレビューも見れてとても親切!参考になりますよね。筆者も良く利用させてもらっています。
ですが、パラパラっとでも中身を全部確認することはできませんし、付録なども確認できません。
レビューには良い意見や評価もあれば、悪い意見や評価もあるし、気になる点がわからないこともあって歯がゆい思いをすることもあります。
書店で実物を確認してからECサイトで購入の流れであれば良いのですが、まずは、
1種類でも多くの参考書が置いてある書店に実際に足を運んで、実物を見て頂くことをおススメします。
手に取ってみなければわからない情報は、想像以上に多いのです。
その2)書店の参考書を片っ端から見まくる
学習参考書を出している出版社数は341社。1割の出版社が中学生向けの学習参考書を出版しているとして34社。
大手チェーン書店にはない出版社も含め、これだけの会社が、売れる、または、評価される参考書をつくろうと日夜しのぎを削っています。
初めにお伝えしたように「全ての生徒さんに合う教材は、存在しない」ということは、どの参考書にも良い面と良くない面があるということ。
ですから、参考書を選ぶときは、表紙やボリュームなどの見た目に惑わされることなくとにかく1社でも多くの参考書を、中身まで見て頂きたいのです。
その3)気に入った!これなら使えると思える参考書を選ぶ
もしかしたら薄っぺらい参考書が貴方にぴったりかもしれないし、紙質は気に入らないしフルカラーじゃないから見過ごしていたけれど、実は内容はわかりやすい参考書かもしれません。
大切なのは貴方が、中学生として最長3年間使うものだということです。
繰返しになりますが、是非、実物を手に取って中身まで確認してもらいたいのです。
最後のポイントは、選ぶ基準。
貴方が使う参考書…これから長く一緒に過ごす(であろう)参考書…
2~3種類までは、比較的かんたんに絞り込めると思います。
絞れたら、貴方が気になる条件で、ひたすら比べてみてください。
○紙質つるつるorマット
○丁寧でわかりやすいor詳しいしレベル高い
○大きくてみやすいorコンパクトで持ち運びがラク
○問題多めor解説多め
○付録充実or付録なし
○好きor嫌い
周りの人の意見は、あくまで参考程度にしておいてください。
参考書を選ぶのも自分、使うのも自分、だれもあなたのかわりに学校のテストを受けられる人はいませんから。
間違っても
学校で売っていたから、
友達が使ってたから、
親が良いといってたから、
兄弟姉妹が使ってたから、
塾の先生に勧められたから、
な、他人任せな理由で購入することだけは、やめてください。
安易な理由で購入してもし成績が上がらなかったら、貴方はきっと周りの人のせいにしたくなります。
困ったときは、いつも助けてくれる頼もしい勉強の相棒
そんな参考書を手に入れられれば、参考書を使いたくなりますし、使う時間が増えていけば、今までわかりにくかった箇所も
なるほど!そう考えればいいんだ!
と自分の頭で理解できるようになります。
わかれば、問題にも挑戦してみたくなりますし、解けなければ、わかるまで相棒である参考書で確認すればいいのです。
筆者が中学生だった、今から40年ほど前は、教科書、ノートだけ。あっても、副教材が1つ。
それにくらべいまは、身近に助けてくれるツールが、ほんとうに何でもそろっている時代です。
手に入れられるものを、最大限利用しない手はないのではないでしょうか。
と思っている貴方、多少の出費で今より結果を出せる自分になるか?可能性を最初から捨ててしまうか?どちらを選ぶかは、あなたの考え方次第です。
どうしても安く手に入れたい、多少使用感あっても使えればいいという方は、リユース品を選択するという手もあります。
だいたい、新品の半額で手にいれられますし、中には本体価格1円なんていうのもあります。
選んだあとなら、ア○○ンなどECサイトや古書店の活用も有効な購入手段の一つになります。
結果出す学習参考書の選び方 まとめ
今回は、「中学生向け、結果出す学習参考書の選び方」と題して、ポイントを3つご紹介しました。
その2)「書店の参考書を片っ端から見まくる」
その3)「気に入った!これなら使えると思える参考書を選ぶ」
のんママさんにおすすめの参考書を教えられなかった理由、理解して頂けたでしょうか。
少しでもお役に立てたなら、
うれしい限りです。
実話も含め、保護者の皆様に向けたお話しの記事につきましては、下記ページをご参照ください。
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スクールの特徴紹介につきましては、下記ページをご参照ください。