個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 子ども 勉強しない 保護者 イライラ 軽減 アプローチ 子ども イメージ画像

子供が勉強してくれない…

小学生・中学生のお子さんが、何度言ってもそんな状態が続くなら、心穏やかではいられなくなるもの。

こちらの記事では、そんなお母様、お父様、

保護者の皆様心配とお悩みを軽くする、心理学にもとづいた2つのアプローチ

についてお話します。

こちらの記事は

のび校長
●小中学生対象完全個別指導塾の校長(経営者兼専任講師)
●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校の卒塾生、大学へ進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」
 で、2020年6月から15ヶ月連続ランキング1位。
 2020年3月開設15ヵ月目で月間4万PV超達成。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー

こと“のびのび”が解説。

誰でも簡単に取り組めて、それでいて効果的なアプローチ

エピソードを交えてご紹介させて頂きます。

子ども達の心を動かすための2つのアプローチ

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 勉強しない 子ども 心 動かす アプローチ 2つ イメージ画像

小学生・中学生のお子さんの心を動かには、

●共感すれども同意せず

●親の背中を見せる

の2つのアプローチが効果的。

どういうことか?それぞれお話していきます。

アプローチその1“共感すれども同意せず”

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 勉強しない 子ども 心 動かす アプローチ 共感すれども 同意せず イメージ画像

お子さん達は、家にいる時はテレビや動画、ゲームに夢中になってしまいがち。

しばらくは優しく声掛けしてみるものの、一向に勉強する気配なし。

大きな声は出したくないのに、

堪忍袋の緒が切れてついついお子さんを叱ったり、怒ったりしてしまう……

そんな日々にお疲れの保護者の皆様に、是非試して頂きたいアプローチが、この

共感すれども同意せず

 

例えば、お子さんに

まだ遊びたい!勉強したくない!

と言われたら、

遊ぶの楽しいもんね!

と心から共感する。大人だって、遊ぶのは楽しいですから。

 

※相手の話に耳を傾けることの重要性につきましては、こちらの動画もご参照ください。

元FBI捜査官が教える、誰とでも仲良くなれる3つの方法(1分49秒)

 

でも、お母様の気持ちは

勉強はしたほうがいいと思う

のであれば、

「あなたの気持ちには共感するよ、でも、勉強はしたほうがいいと思う。」

と、お子さんに迎合せず、お母様の気持ちをしっかり伝える。

 

お子さんが何も言わなくても、しばらくは変化が見られなくても、

“共感すれども同意せず”

を続けてみて頂きたいのです。

 

そして、自分から進んで宿題に取り組んでくれたなら、

あまり時間を空けずに

宿題やったんだね!ママも嬉しい。

とか

「できたね!」とか、

簡単でけっこうですので、声をかけてあげて頂きたいのです。

 

この

“共感すれども同意せず”を意識してアプローチすると、

自分で考え、自分から進んで行動できるお子さんに変わっていく

きっかけを作ることができるのです。

アプローチその2“親の背中を見せる”

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 勉強しない 子ども 心 動かす アプローチ 親の背中 見せる イメージ画像

子どもたちは思った以上に

大人たちが何をしているか、良く見ていますし、

大人たちが何を考えているのか、感じとってもいるもの。

この子ども達の気持ち、感覚を活かしてみる。

お母様やお父様が、

真剣に何かに取り組んでいる背中を、お子さんにしっかり見せる

本を読む、調べ物をする、家計簿をつける、料理をする、アプリをダウンロードしてインストールに挑戦してみる…お手本を示す。

あとは、お子さんを信じて本人に考えさせるのです。

 

保護者の皆様が真剣に取りくんでいる背中をお子さんに伝わるように見せることで

お子さんの心を大きく揺さぶることができる

のです。

“勉強しない”を変えるアプローチ 具体例

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 勉強しない 子ども 心 動かす アプローチ 2つ 具体例 イメージ画像

筆者の個別指導塾では、怒ったり叱ったりしません。むやみやたらに褒めたりもしません。

 

例えば、

自分でやってみたけどわからなかった学校の宿題やワークの問題を塾の教室で質問してくれると、

塾講師が見ていなくても、何も言われなくても、自分で立てた目標を

解らないなりに挑戦してきてくれた証

すごく良い、講師も嬉しいよ、

その取り組みが良いね!

と言葉で、

笑顔で左手の親指を立てて「いいね」のボディランゲージで、

その姿勢と努力を、心の底から認めているよ!

というメッセージを送るように心がけています。

前回からほとんど何もせず塾に行ったら?

塾の教室では毎時間の導入として、

前回から今日までどう過ごしていたか塾生さん自身に説明してもらっています。

部活で疲れて、
自分で立てた目標、ほとんど終わってません……

正直に話してくれる生徒さんもいます。

忙しかったんだね。
できないときもあるよね。

筆者自身もそんな時があるので、大いに共感します。

 

たとえ毎回のように同じ状況だったとしても

できなかったこと、おわってしまったことは一切責めません

ですが、同意もしませんし、放置もしません

どうしたらできるようになるか?
一緒に考えよう!

具体的な行動につながる対策を、一緒になって練り直すのです。

生徒さんによっては、何回も練り直すこともあります。

自分で決めたことを自分で実行してくれるようにサポート

していくのです。

 

全ては、生涯生徒さん本人が自らを支える

自分で自分をコントロールして、学びに向き合える

根本的な

“自律”の考え方や姿勢を、生徒さん自身の手で掴みとって欲しいから

なのです。

 

お子さんを“認める”ときの注意点

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 勉強しない 子ども 心 動かす アプローチ 認める時 注意点 イメージ画像

「○○ちゃん、えらいわね~」

とくにお祖母様、お祖父様に良くお見かけする言葉かけですが、

こんな褒め方ばかりだと無条件で

自分はえらい!

という歪んだ自己肯定感につながる可能性大、

良かれと思ったのに逆効果となってしまうこともあります。

(小学校5年生で同級生たちや従兄弟に嫌われている一人っ子の塾生さん、いました…)

でも、褒めて伸ばしましょう!
って専門家の方、多いですよね?
大切なのは、褒め方なんです。

 

人は見境なく褒め続けられると、だんだん慣れていきます。

褒められなければ、やらない、できない、

もっと褒めてくれなきゃイヤ!

欲求はどんどんエスカレート。

他者承認欲求のオバケになってしまうこともあるのです。

 

せっかく優良企業に入社できたのに、すぐやめてしまう新入社員さんの中に、

自分がやりたいことをやらせてくれないから、認めてもらえないから、辞める!

という人が一定数いると話す、企業の人事課の方のそんなため息も聞こえてきます。

 

これは本人にとっても、企業にとっても不幸なこと。

こんなことになってしまうのは、

心の中で

大きくなりすぎてしまった他者承認欲求

満たされないことが続くことで陥る

なんでもかんでも周りや人のせいにする他責思考

が要因となっていると思うのです。

 

見境なく褒めるのではなく、

結果だけを追い求めるのでもなく、

努力と行動、過程に焦点をしぼってほめるようにすれば

折れない心(レジリエンス)

自己受容自己肯定感を引き出すことができるのです。

 

まとめ

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 勉強しない 子ども 心 動かす アプローチ 子ども 変化 イメージ画像

子育てに、お仕事に、家事や介護に至るまで、

母親はみんな忙しいの!
かわりにお願いできることはお願いしたいの!

叫びに近い心の声、

世のお母様方のワンオペがとても大変であること、

日頃から敬意をもって共感しています。

時間に追われる日々の中で、

ついついお子さんに辛くあたってしまうこともあると思うのです。

筆者ですら、

あ~あ、もう一人自分がいたらいいのに……

なんてこと考えてしまうこともありますので。

 

イライラがつのる上手くいかない日々、

もしかしたら

子どもが勉強しなくて困ってるんです!
子どもに振り回される“可哀そうな私”
何度言っても聞かないんです!
言うことをきかない“悪いあの子”

という思考回路に陥ってしまっているからかもしれません。

 

筆者の教室に限ったことかもしれませんが、

普段から、お母様、お父様、保護者の皆様、周囲の大人たちから

言われて仕方なく勉強しているお子さんに、成績が大きく伸びる生徒さんは少ない

と感じています。

一方、

東大生には「勉強しなさい!」と言われたことがない学生さんが多くいる

という話も耳にします。

言わずに背中を見せるだけだと、
遊んでばかりになりませんか?

ほっておけ!というんですか?

いいえ、“勉強する”ことは、
生徒さん自身が乗り越えるべき課題、と言いたいのです。

 

先ほどもお伝えした通り、放置とお子さんの心の声に耳を傾け認めることは全くの別物。

お子さんの言い分を、頭から否定するのではなく、主張に耳を傾けて出来たことを認めてあげる

背中を見せる

それは、結局のところ

お子さんを信じて任せる

ということに他なりません。

●共感すれども同意せず

●親の背中を見せる

大げさにほめる必要も、叱ったり怒ったりする必要もありません

子ども自身のやるべきことや課題を、先回りしてやってあげる必要もありません

親が怒らないで、ちゃんと話を聴いてくれた!

「がんばりを認めてくれた!」

親が何かにチャレンジしてる!

この2つのアプローチを1度や2度ではなく、意識して継続してみる。

それだけで、少しずつ

うちの子、こんなふうに考えていたんだ……

と感じること、気づくことが増えて、

「うるさく言わなくても、できること、できそうなことは自分でやるようになってきた!」

 

自分の物事を自分自身の課題と捉えられるようになって、

徐々に、自分で自分をある程度コントロールできて、

完璧でなくても自分の課題をそこそここなせるようになる

そんな嬉しい変化がやってくるのです。

変化を感じるまで、どのくらいかかりますか?
これは個人差が大きいです。

 

2~3ヶ月で変わりはじめるお子さんもいれば、何年もかかるお子さんもいらっしゃいます。

子育ては、親育て、自分育て

という言葉もあります。

 

勉強しないお子さん達へのアプローチに、万能薬や特効薬はありませんが、

保護者の皆様がご自身のやりたいことやるべきことに真剣に取り組みながら、

お子さんが自分から進んで勉強に取り組んでくれるようになるなら、正に一石二鳥。

イライラも減って、ご家庭内の雰囲気もきっと大きく変わるはずです。

 

ご紹介した2つのアプローチと実践例が、

悩めるお母様、お父様、保護者の皆様に

少しでもお役にたてれば幸いです。

最後までお読み頂き、
ありがとうございました。

当スクールの取り組みにつきましては、下記のページをご参照ください。

スクールのなかみ

当スクールの特徴は、こちらをご参照ください。

お問い合わせは、こちらからお進みください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事