今でも連絡をくれる卒塾生さん。
定期テスト結果を教えてくれたんですが、英語以外の全教科85点以上!
塾生時代よりさらに成績アップしていて、筆者まで思わずガッツポーズ!失礼しました…
この卒塾生さん含め、結果を出してくれる生徒さん達に共通しているある日常の取り組みがあります。
今回は、その取り組み「料理」と、その驚きの教育効果についてお話しします。
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好結果の塾生さん達に共通する取り組みは「料理」だった!?
筆者が運営する1対1個別指導塾だけのエピソードかもしれませんが、結果を出してくれる生徒さん達に共通している日常の取り組みとは、「料理」なのです。
この卒塾生さんは、小学生のころから自分で作るようになり、今では妹さんの分までつくってあげることも多い「料理ができる高校生」。
この卒塾生さんだけでなく、現役塾生の小学生の中にも
こんな会話になった男子塾生さんもいて、結果がでるまでの時間差はあるものの、自分で料理する生徒さん達は、成績もしっかり結果を出してくれているのです。
少し前の東京ガス都市生活研究所のレポート「親子料理の意識と実態2014」によりますと、
親子で料理をするメリットは7つあるとのこと。
筆者も簡単なものばかりですが、日々自分で作っていますので納得の内容でした。
「料理」がお子さんの学びに与える効果は?
筆者も食材の買い出しから後片付けまで、日々自分でこなしております。
生活の中で感じ、生徒さん達から見い出した、東京ガスさんの記事では取り上げられていない「料理」の効果について考えていきます。
効果1.「思考力」を高めてくれる
一つ目の効果は「思考力」を高めてくれるということ。
作ったことがない人が考えなしに作ったら?
●食べたいものを作ろうとすると、食材の買い増し、余計な出費、調理時間も長く、などの無駄も…
●食後の台所が、大変なことに?(男料理にありがちですね…汗)
イベントであればそれも良いのかもしれませんが、日々の食事となるとそうもいきません。
毎日、世のお母様方(お父様も)が向きあっていらっしゃる「料理」、
②お母様方の日々のご努力を、そのままお子さんに投げてみる。
③焼きそばでも、サンドイッチでも、雑炊でも、あるもので作れるものなら何でも。
男子も女子も、関係ありません。
流石に小学校低学年のお子さん一人では難しいでしょうが、小学校4年生以上ならまず大丈夫!
初めてのチャレンジなら、高学年でも一緒に取り組んだり、そばについてアドバイスしてあげたりしてもいいと思います。
「今日のお昼は○○作ってみようよ!」
なら、また機会を改めて声かけを。
1回2回嫌がられたからといってあきらめないでくださいね。
それでも、いずれ学校の家庭科でも使うようになりますし、使ってみなければ危なさもわかりません。
危険を全て取り除いて近づけないようにすることは、お子さん自身が自分で考える絶好の学びの機会を奪ってしまうことになると思うのです。
筆者も包丁で指を切ってしまうこともありますが、料理しなければ毎日パンとカップ麺生活に。
これでは、自分の健康も、仕事での良いパフォーマンスも、期待できません。
どうしても刃物類を使わせたくないなら、こねたり、ちぎったりして調理できるもの、調理バサミやスライサーで切れるもの(完全にケガの心配がなくなるわけではないでしょうが)でできる料理、
簡単に作れるものから始めてみればいいと思うのです。
一部は加工食品を使ってもいいと思います。
大切なのは教育効果から「料理」を考えてみるという視点。
「食べられる食事」という結果につながるプロセスを、お子さん自身に考えさせることで「思考力」をきたえることにつながるのです。
効果2.「想像力」を刺激してくれる
2つ目の効果は「想像力を刺激」してくれること。
この調味料をプラスしたら、もっとおいしくなるかも?
テーブルクロスやランチョンマット、使う食器は何がいい?
飾りつけを工夫したら、もっとおいしく見えるかも?
出来上がりを想像しながら、自分なりに工夫を加えられるのも料理の良いところ。
自分が作ったごはんが並ぶ食卓を、家族が笑顔で囲んでくれるシーン(そんなサザエさん的なシーンは少ない…な、お声が聞こえてきそうですが…汗)が想像できるなら、自分から進んで料理に工夫をしてみたくなるというもの。
うまくいかなかったとしても、そこはまだ経験の少ないお子さんのことですから、リベンジを誓いつつ、笑顔で受け入れてあげていただけませんか。
上手くいかなかったときのために、一応、子どもさんの目につかないところにカップラーメンやパンを用意しておいたほうが良いかもしれません(笑)。
効果3.「段取り力」を鍛えてくれる
3つ目の効果は「段取り力」を鍛えてくれること。
お味噌汁を作っている間に、浅漬けを作れば時短になるかな?
メインのおかずを温かいうちに食べられるようにするには、この順番よね!
後片付けが楽になるようにするには?
など、限られた時間の中で、最も良い状態で食卓につけるようにするには、段取りは不可欠。
後片付けまで含めて料理の段取りを考えられるなら、複雑になる分、さらに教育効果は高まります。
うまく進められるよう「段取り」を考えないと、食べる時間が短くなってしまったり、おいしく食べられなくなってしまったり、片付けに長時間かかってしまったり…
自分のご飯のこととなったら、考えようとするお子さんも多いはずです。
結果を出す塾生さんに共通する取り組み「料理」の効果 まとめ
生活に直結する「料理」。
だからこそ、勉強にも通じる「3つの力」を自然と鍛えてくれる最強コンテンツの一つになり得ると思うのです。
最近、「子供の積み木レベルで作れるピザ窯: 35個のレンガで週末ピザパを楽しむ方法 (リベンジDIY) Kindle版」という本を読んだんです。
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭なら、ピザ窯から作って自家製ピザを楽しんじゃう!なんていいかも…
タイトル通り、本当に積み木レベルで費用もたいしてかからず窯が作れ、お家で本格ピザが楽しめる!
お子さんの理科に対する興味関心、「自ら学ぶ力」を引き出すのにもってこいな料理コンテンツでは?と感じました。
300円では申し訳ないくらい濃い内容、DIY派の皆様には特におススメ。
著者のブログでは、燻製の作り方も紹介されています。以下のページでご確認ください。
[blogcard url=https://takeshinonegoto.xyz/]筆者の教室でも、個別指導塾でありながら、実施している体験プログラムのなかに簡単な「料理」もご用意しています。
レシピは、ネット上に山のように公開されている時代。
時短レシピなども上手く活用しながらお子さんのもつ思考力、想像力、段取り力を引き出すきっかけの一つとして「料理」に取り組まれてみてはいかがでしょうか。
きっと、普段見られないお子さんの良い面に気づいたり、新たな発見があるはず。
お子さんが
「料理」を通して、お子さんたちの中に眠っている力が、一つでも多く目を覚ましてくれることを心から願っております。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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