社会に出て30年を過ぎた筆者。
そのうち、だいたい20年はひとり暮らし。
そのうち、23年は新潟暮らし。
スーパーのサラダやら、お世話になっているお肉屋さんのお惣菜やらに助けてもらいながら、
できるかぎり自炊を続けています。
「医食同源」と「手作り」「健康」にこだわる家庭で育ち、若いころはウエイトトレーニングもしていたので、食べ物にはわりと気を遣ってきた方だと思います。
最近気になっている食べ物、日々の食事でけっこう口に入っているものの1つが
「小麦」。
「米中心だから!」という人も、練り物やお菓子、麺類なんかから無意識のうちに体に取り込んでいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、小麦をピックアップ。問題点を確認し、発がん物質を体内に取り込まないようにするにはどうしたら良いか?考えていきたいと思います。
小麦栽培に使われている危険な農薬とは?
ある時は、パスタ・カーボローディングにはまって炭水化物をとりまくったり、
逆に、グルテンフリーにこってみたり、
はやりに流されまくってますが、麺類や甘いもの辛いものも好きで、自炊では時短レシピを選びがちなので小麦製品はほぼ毎日口にしています。
だから、小麦の残留農薬やポストハーベスト、どうしても気になってしまうんです。
除草剤のラウンドアップって耳にしたことございませんか?
この除草剤に入っている成分「グリホサート」は、世界保健機関(WHO)の外部組織の国際がん研究機関(IARC)が2015年7月に「ヒトに対しておそらく発がん性がある」と結論付け、「リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)」との関連が認められた物質。
2019年7月1日付けのフリーライターの小倉正行さんのコラム
でもとりあげられているとおり、大手製パン会社6社の食パンや菓子パンから検出されています。
世界各国でグリホサートの規制が強化されているのに、日本は、2018年12月にグリホサートの規制を大幅にゆるめたそうです。
さらに、農薬に使われる不活性成分「非イオン系界面活性剤ポリオキシエチレンアミン(POEA)」は、グリホサートの3倍以上毒性が強いということもわかっています。
一部の研究者たちは、グリホサートとPOEAの混合物であるラウンドアップは「グリホサート単独の場合と比べて明らかに毒性が強い」としているのです。
→ 関連記事「農薬「グリホサート」、世界は削減・禁止の流れなのに日本は緩和!?」はこちら
スーパーやコンビニのパンコーナーには、発がん物質が使われている外国産小麦を原材料として作られた菓子パンが普通に並べられているというわけです。
ですから、この菓子パン類を、「ジャンクフード」と位置付ける専門家がいらっしゃることも頷けます。
発がん物質を取り込む量を減らすには…
国産小麦100%の製品からは、グリホサートは検出されなかったそうですから、
国産小麦製品を選んでおけばひとまず安心
ということになります。
国産100%をうたっていない製品には、外国産小麦が使われているわけで、 昨日食べた某有名メーカーのうどん、袋の表面に「北海道産小麦使用」と大きく書いてあって、裏面には「小麦(国内製造)」と書いてあったとしても、
「何割かは国産小麦、あとはどこ産だかわからない小麦を国内で製粉した小麦粉、使ってます!」
ということなんだな、と理解しています(何%とか書いてないので、はっきり言えませんが)。
子どもたちに口にしてほしくない「発がん物質」のお話 まとめ
未就学児からお年寄りまで、口にする小麦製品。
国際機関や諸外国の動きをみれば、どう行動すればいいか自ずと結論がでると言うもの。
完全に排除することは難しいでしょうが、
日々のちょっとした努力で 体内に発がん物質をとりこむ量を減らすことはできる
と思います。
勉強も、スポーツも、仕事も、日常生活も、
健康な体と心があってこそ。
ですから、
お子さんたちの健康を最優先に、口に入れるものを選んでいく必要がある
のではないでしょうか。
小学校高学年~中学生の皆さんは、お母様や身近な人まかせにしないで、自分の健康のことを自分で考える時間もたまには持ってもらいたい、と願っています。
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教室の取り組みにつきましては、下記の記事をご参照ください。