突然ですが、千代田区立麹町中学校という公立中学校をご存知でしょうか?
今や「日本一通わせたい中学校」と言われる中学校です。
この学校をそんな大人気中学校に改革したのが、現校長の工藤勇一先生。
工藤先生の書籍も大反響!(近著は「麹町中学校の型破り校長 非常識な教え」。)
すでにご存知の方も多いことと思います。
今回は、漢字が苦手な小学生、中学生の皆さんに是非試してもらいたい方法、
先ほどの工藤先生の書籍にも取り上げられていて、
開校当初から当スクールでも取り組んでいる
国語「漢字」の覚え方、勉強法と考え方
について、スクールの塾生さんの事例と筆者の子ども時代の経験も交えながらお話ししていきます。
学校とは違う方法を試してみるといい
と思います。
今までより漢字を覚えるのがラクになるだけでなく、気持ちも楽になると思います。
こちらの記事を書かせて頂いたのは、
●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校の卒塾生、大学へ進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」
で、2020年6月から8ヶ月連続ランキング1位。
2020年1月、開設13ヵ月目で月間3万PV超。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー
目次【タップでジャンプ】
国語の漢字、シンプルな暗記法と考え方
漢字学習の今と昔
自宅指導の塾生さんのサポート開始時に、良く目にする光景が、学校から出される「宿題」。
慣れた塾生さんは、まず宿題から取りかかり始めます。
なぜか?やらないと先生に注意されるからです。
“漢ド”のこれ全部、書いて練習しなきゃいけないんだ…
かなりの確率で、塾生さんのテンションは爆下がり。
のろのろとランドセルやバッグからノート、筆記用具、ワークやドリルを出して、ヤダヤダ始めます。
楽しめる状態に脳をリセットしてから、そのままのモチベーションで学習に入ってもらおうと日々工夫してる筆者からしますと、
モチベーションは下がる…
時間もとられる…
恐れながら「宿題」迷惑千万なケースがほとんどです。
ただでさえ、学校からの大量の宿題。
スクールNOBINOBIでは宿題出しません。
そんな時間があるなら、もっと
「考える力」を鍛えてもらうことに時間をさきたいからです。
とはいえ、宿題のド定番である
「漢字練習」で目の前の生徒さんが苦しんでいるのを見過ごすわけにはいきません。
塾生さんが少しでも早く宿題を終わらせることができるよう、
補足として、書き方、音読み、訓読み、実際の使い方、同じ漢字を使った関連語をアドバイスしています。
中でも一番力を入れているのは
上手に書けた字を探してしっかり褒める
ことです。
ヤダヤダ取り組んでいる塾生さんのモチベーションを、ほんのちょっとですが上げてくれる効果があります。
筆者は幼稚園生のころから漢字を(むりくり)書かされてましたので、
小学校上がるころには
漢字を書くのは普通のこと、
漢字はたくさんあること、
を知っていて、
漢字練習自体は、それほど苦痛に感じなかった方でした。
漢字練習で一番いやだったのは、宿題忘れで廊下に立たされること。
塾生さん達に話すと、
と、みんなびっくりします。
塾生さん達の学校での「漢字」の勉強法を見ていると、昔ほど懲罰的ではないにしろ、筆者が小学生だった
45年ほど前とほとんど変わってません。
一つの漢字を、ノートの上から下まで(ひどいときは2行)何度も書かせる。
その漢字を覚えていようが覚えていまいがお構いなし。
「知っていたり使いこなせている漢字」まで「初めて見る、知らない、うろ覚えな漢字」と同じように練習させられる。
モヤモヤしたまま取り組むから、覚えなくてはならない漢字にまで気持ちが入らない。
頭に入らない…
漢字テストで、できない…
さらにモチベーションが下がる…
漢字嫌いの無限ループへまっしぐら、といった具合ではないでしょうか。
漢字のレベルアップを後押しするシンプルな方法
スクールNOBINOBIで漢字のサポートをお願いされたり、苦手な生徒さんや保護者の皆様から相談されたりしたときに、
アドバイスしている勉強法はとてもシンプルです。
というもの。
元公立小学校教員で立派に勤め上げて退職された当塾の専任講師の先生は、
教壇に立たれているころからずっと取り組んでこられた方法だそうで、偶然同じ方法なことを知ってビックリしました。
練習するときも、
3回書いて覚えられるなら3回で終わり。
確認するときも、
確認の時、
読めなかったり書けなかったりしたら、もう一度練習してまた確認。
これだけで、
確実に、最速で、漢字がレベルアップします!
ただ、しっかり覚えられているかの確認は、必ず心がけて頂きたいのです。
この方法を公立小学校で実践されてきた専任講師の先生は、教員時代ご自身の担任クラスは、
いつも学年一漢字ができるクラス
になってくれたそうです。
漢字のレベルアップを後押しするシンプルな考え方
公立学校にも、自分の成功体験を押し付けたりしない先生はいらっしゃいますし、
民間にも効果の薄い学校の謎習慣、謎ルールより、
どうしたら漢字ができるようになってもらえるだろう?
と真剣に考えて、実践されている方はいらっしゃいます。
当塾で実践している方法以外に、
もっと貴方に向いている方法もあるかもしれません。
気づいたら、
生徒さん本人が自分に向くと思える方法にチャレンジしてみればいい
のです。
大切なのは、
と原因追及をしない、
できない自分を責めないこと。
か考えて
「行動」に移すことに集中する。
この基本的な取り組み姿勢をしっかり意識して、
説明してきたような方法にチャレンジしてもらえれば、
イヤイヤ取り組んできた漢字習得が、劇的にアップする
ことにつなげられるのです。
国語の漢字、シンプルな暗記法と考え方 まとめ
こちらの記事で取りあげた方法は、今までの練習方法に少し工夫を加えるだけの簡単な考え方ですし、
たとえ同じ漢字が2回3回書けなかったとしても、
だけのシンプルな方法。
考え方を変えるだけで、生徒さん、保護者の皆様も、できないことに意識がいってしまうことを減らすことができる
のです。
漢字はレベルアップできる、気持ちも楽になる、
いいことづくめで実際に効果のある方法ですので、ご家庭でも、是非取り組んでみられてはいかがでしょうか。
お読み頂いた皆さんの漢字習得に、少しでもお役にたてたとしたなら幸いです。
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