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2020年度から新たに導入された「大学入学共通テスト」

このテストで受験者の思考力・判断力・表現力”が評価されることになりました。

判断力・表現力はイメージしやすいですが“思考力”は何を評価されるのか?

今一つイメージしにくいと思うのです。

“思考力”は言いかえると“考える力”。

子ども達にぜひとも獲得してもらいたい“力”として、個別指導塾スクールNOBINOBIが開校以来、理念の“柱”としてきたものです。

大学入試改革を受け、小学校、中学校、高校でも“思考力”“考える力”を伸ばす授業がはじめられています。

そこでこちらの記事では、小学生とそのご家庭に向けて“思考力”“考える力”を引き出す具体的な5つのアプローチについて、理科の生物分野“生き物の飼育”を例にご説明。

※カタツムリ出演中!

 

記事の内容は、

●“思考力”=“考える力”を鍛えるには、5つのステップでアプローチ
●“考える力”を鍛えた方が良い本当の理由
●“思考力”=“考える力”を鍛える5ステップ、具体例で解説
●まとめ
●豆知識:カタツムリについて調べたこと、わかったこと

 

のび校長イラスト左口
記事を書かせて頂いたのは、
●小中学生対象完全個別指導塾の校長(経営者兼専任講師)
●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校の卒塾生、大学へ進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」
 で、2020年6月から12ヶ月連続ランキング1位。
 2020年3月開設15ヵ月目で月間4万PV超。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー

の“のび校長”ことのびのび。

環境省アクティブレンジャーだった生き物大好きおじさん“のびのび”が、調べたことや気づいたこともお話ししていきます。

“思考力=考える力”を鍛えるには?

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“考える力”とは、“失敗学”で有名な東京大学名誉教授畑村洋太郎先生によりますと

「まわりの状況を自分なりに分析。進む方向を自分の頭で考え、自分で決めて、実行する力」

とのこと。

考える力をつける本 (講談社+α新書)

NOBINOBIでも大切にしている

“自分で”=“自律”

がポイントになっています。

筆者が教室で取り組んでいる“自律して考える力”を鍛えるアプローチは

①考える“きっかけ(材料)”を用意。
②興味をもって観察してもらう。
③情報を集めてもらう。
④集めた情報を分析してもらう。
⑤自分の意見をまとめてもらう。

の、5つのステップ

この5つのステップを意識してもらうことで“考える力”を鍛え、引き出すことができるのです。

“思考力=考える力”を鍛えた方が良い本当の理由

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 小学生 思考力 鍛える 考える人

大学入試が変わったから、“思考力”を鍛えるのでしょうか?

筆者が受けてきた学校教育は“知識”や“技能”の修得を重視してきました。

あれから30年。

変動が激しく、不確実で複雑、あいまいで先の読みにくい現代社会。

知識を詰め込むだけでは、対処できないことのほうが多くなっているように感じられます。

知識の量なら、人工知能は人間をはるかにしのぐように。

そんな現代社会を生きていく若い世代の皆さんには

“正解のない多くの問題に、自分自身が良いと考える答えを導きだす力”が求められている。

この考えから、この5つのステップで塾生の皆さんの“考える力”を鍛えて引き出すアプローチに積極的に取り組んでいるのです。

“思考力=考える力”を鍛える具体例

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ふだん、当たり前と思っていたことで、

「あれ?」

と思ったこと、子ども時代だけでなく大人になってもあると思うのです。

そんな疑問がきっかけで、新しい発見、発明につながることも……

「彼の自由研究はすでに科学論文」“カブトムシは夜行性”の常識覆した小6男子、共同研究の大学講師も脱帽
まいどなニュース 2021.4.26

世界は、まだまだわからないこと、不思議なことであふれている。

新たな驚き、自分だけの発見を手に入れることもできるはず。

 

とはいえ、ただ「考えてみよう!」では、子ども達は何から取りかかったらいいかわかりません。

その時に役立つのが

“5つのステップ”。

 

①のきっかけ、考えてもらうための材料は、何でもいいのです。

 

小学生の皆さん向けに理科(生活科)の生物分野で、①から⑤の順で解説。

個別指導塾スクールNOBINOBIにやってきた生きもの

“カタツムリ”の観察と飼育を例に説明していきます。

①考える“きっかけ(材料)”を用意

6月中ごろのある晴れた日、民家の塀にはりついていた小ぶりなカタツムリを3匹発見!

 

のびさん口あけ
久しぶりに見たな~

 

子どもの頃を思い出し、なつかしさがこみあげてきました。

生きているかわかりませんでしたが、塀からペリペリとはがして教室に持ち帰ることに。

カットスイカの入っていたプラスチック容器にティッシュを濡らして入れ、その上にカタツムリを置いてみました。

 

一時間ほどたったころ容器を覗いてみると、殻から出て動いている……みんな生きていました。

 

カタツムリは、学習指導要領の小学校1年生、2年生「生活科解説」57ページにも出てくる身近な生き物。

こうした身近な生きものたちの動きや行動、予測できる人は少ないと思います。

また、身近すぎて現代の科学技術でもまだよくわかっていないこともあります。

“考える力”を鍛えるとても良い“きっかけ(材料)”になってくれるのです。

②興味をもって観察してもらう

都市化や環境の変化で身近な生きものが減ってきていることもあってか、生きもの自体苦手なお子さんもいます。

無理強いは問題ですが、あまり興味がないお子さんでもカバーできるようなアプローチは大切。

初めに、子ども達が知っていることを投げかけてみる。

例えば、

「カラのないのも、カタツムリ?」

「カタツムリのつの(触角)は何本?」

知っていることであれば、興味をもってもらいやすくなります。

間近で観察してもらう、虫眼鏡を用意する……

ほんの少し工夫することで、芽生えた興味をさらに高めていくこともできます。

子ども達の心を動かすことができれば、観察にも自分から進んで取り組んでくれるものです。

③情報を調べる、集める

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興味をもってもらえたら、しめたもの。

観察してわかったことに、いろいろな情報をプラスしてもらう次のステップへ。

大人が知っていて、子ども達が知らなそうなことを伝えてもいいですし、本やネットを使っても大丈夫。

昨今ではフェイクニュースが問題になっていますので情報の出どころには注意が必要ですが、自分で調べられるなら用意したツールでどんどん取り組んでもらい、難しい場合は大人が手助けをしてあげてもいいと思います。

こうして調べて集めた情報が、次のステップのベースになるのです。

④情報を分析してもらう

観察結果と情報をあわせて集めただけでは「ふ~ん」で終わってしまいます。

この四番目のステップからが、“考える力”を鍛えて伸ばすポイント。

集めた情報を、自分なりに分析してもらうのです。

分析というと難しく聞こえるかもしれませんが、観察結果と集めた情報を書きだしてながめるだけ。

書きだした情報を分類してみる、

情報同士を合わせて考えてみる、

情報をくらべてみる、

違う角度から情報を見てみる、

全く違う情報と結びつけてみる……

見える化することで分析も楽にできるようになります。

ひとりひとり、自分なりの目線で、

書きだした観察結果と情報を見直してみればよいのです。

⑤自分の意見をまとめてもらう

分析が終わったら次のステップ、自分の意見をまとめてもらう段階へ。

この時もポイントは“自分なり”の意見。

大人たちが正解や間違いにこだわりすぎると

自分なりの意見を出しにくくなってしまいます。

誰かのまねでなく自分なりにまとめられているなら、

どんな意見も否定しない、馬鹿にしない、

これがアプローチする側には求められます。

なぜなら、現実世界では自分なりの意見をまとめたら終わりではなく、

“自分の意見をもとに、行動する”が、本来の最終ステップになるから。

自分事として行動に責任を持たなくてはならなくなるのですから、

行動のもととなる“考え”も

自分なりの意見をしっかりもってもらう必要があるのです。

まとめ

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こちらの記事では、

大学入試改革で評価されることになった“思考力=考える力”とは何か、

どうしたら思考力を鍛えられるか、

実践例をもとにお話ししました。

内容をもう一度おさらいすると

●“思考力”=“考える力”を鍛えるには、5つのステップでアプローチ
●“思考力”=“考える力”を鍛えた方が良い本当の理由
●“思考力”=“考える力”を鍛える5ステップ、具体例で解説

の3点になります。

“考える力”とは、“失敗学”で有名な東京大学名誉教授畑村洋太郎先生によりますと

「まわりの状況を自分なりに分析。進む方向を自分の頭で考え、自分で決めて、実行する力」

考える力をつける本 (講談社+α新書)

NOBINOBIも大切にしている

“自分で”=“自律”

がポイント。

大人顔負けの研究をやってのけた小6のお子さんも「あれ?」と気づいたこと、常識を疑ってみるところから“彼なり”の研究がスタート、大きな成果につながりました。

日常のなかにあるきっかけを上手く活用することで、

変動が激しく、不確実で複雑、あいまいで先の読みにくい現代社会を軽やかに乗り越えていける力を

これからを生きる若い世代皆さんに身につけて頂きたい。

“思考力=考える力”が自然と身に着く人は、めったにいないと思います。

ご紹介した5つのステップが、お子様の思考力を高めるきっかけになれば幸いです。

豆知識では、

個別指導塾スクールNOBINOBIの教室で飼育しはじめたカタツムリについて

調べたこと、観察して気づいたことをまとめました。

カタツムリのすべてを網羅してはいませんが、

身近な生きもので“思考力”を鍛えるときの“考えるヒント”にしていただければ嬉しい限りです。

のび校長イラスト左笑顔
少しでもお役にたてましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

スクールの特徴紹介につきましては、下記ページをご参照ください。

 

お問い合わせにつきましては、下記ページをご参照ください。

 

豆知識:カタツムリについて調べたこと、わかったこと

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 小学生 思考力 理科 教材 飼育中 ウスカワマイマイ

個別指導塾スクールNOBINOBIのアジサイを移動中のウスカワマイマイさん

カタツムリについて調べたこと

ネット上の生き物の先生方(専門家)に教えてもらったことを、箇条書きにしてみました。

●カタツムリは漢字で書くと、蝸牛(かぎゅう)。デンデンムシ、マイマイ、デデムシとも呼ばれたりする。

●もとは海にいた巻貝が、陸にあがって陸貝に。カタツムリも陸貝の仲間です。

●日本には700種~800種のカタツムリがいる。アサガオのタネみたいに小さいカタツムリもたくさんいる。

●寄生虫(広東住血線虫)を持っていることがあるので、さわったら必ず石鹸で手を良く洗う。

ナメクジやマイマイ、カエル等に触れた場合は、よく手を洗うこと。

●アジサイは食べないけど、いろいろな天敵から身を隠すのにつかうこともある。

●食べ物は、家で飼うときはキャベツやニンジンをあげる。

●殻をつくるために、コンクリートを食べてカルシウムを取り込んでいる。

●子どもの頃良く見かけたカタツムリは、大きいミスジマイマイ。

●筆者が環境省アクティブレンジャーのとき、ヒダリマキマイマイを発見。

●今回みつけたのは、都市部にもいる中くらいのカタツムリ“ウスカワマイマイ”。大きいカタツムリの子どもではない。

●ウスカワマイマイは、日本産のカタツムリだけど、外国から日本にもちこまれたカタツムリもいる。

●世界には、殻が20㎝以上になるカタツムリ(アフリカマイマイ、“鉄腕ダッシュ”にも登場)、身体が赤いカタツムリ、殻に毛が生えたようなカタツムリ、緑と黄色の殻のカタツムリなど珍しいカタツムリもいる。

●カタツムリの見分け方は、殻の大きさや形、模様、裏返した真ん中のへそ穴(臍孔)で見分ける。

●冬、殻に蓋をしてじっと動かなくなる冬眠をするけど、夏には夏眠もする。

●殻に引っ込んで休むときは、うすい幕をつくって身体を乾燥しないようにする。

●カタツムリは、オスメスがない雌雄同体の生き物。

その気になればいくらでも情報が手に入る、なんともありがたい時代になりました。

教室のカタツムリ観察で気づいたこと

調べたことを並べるだけでは、思考力を鍛えるには不十分。

そこで、教室のカタツムリを観察していて、

発見したこと、気づいたこと、思い出したこともお話しします。

食べ物は?

キャベツを食べている様子を観察していると、かすかに音が聞こえました。

これは、カタツムリが口(歯舌)をつかって食べる時に出る音。

ニンジンは、ほとんど食べつくされてこんな感じに。

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 小学生 理科 生物 カタツムリ 食痕

個別指導塾スクールNOBINOBIのウスカワマイマイさんが食べたニンジンの残り

キャベツやニンジンを食べる?

ということは、農家の方が作る野菜をたべてしまうこともあるということ。

それどころか、

写真の、湿らせて入れたティッシュペーパーもかじっていたので、あわてて取り出しました。

余談ですが筆者には、ニンジンのなかに

野原に立つ一本の木、空にたなびく雲がみえるのです。

よく動く時間帯は?

日中はあまり動かないで、キャベツの下でじっとしていることが多い。

そう、カタツムリは夜よく活動するのです。

足はどうなってる?

プラスチックのケースにはりついて動いているときは、裏側(足の部分)が丸見え。

何本もの横しま(腹足)を、まるで海の波のように動かして移動しているのがよくわかります。

どんなふうに動く?

目をながーく出してみたり、ちょっとだけ出してみたり、団子みたいに丸まってみたり。

ずっと観察していても飽きない、どこかユーモラスで愛らしく感じられるカタツムリ。

童謡「かたつむり」が、時代をこえて歌いつがれるのもうなづけます。

息してるの、わかる?

しばらくすると、プラスチックのケースが曇ってきました。

これは、カタツムリが息をしている証拠。

陸上に住んでいるので、カタツムリはエラでなく肺で酸素をとりこみます。

このままでは酸素不足になってしまう……

ケースのフタにようじの太さくらいの穴を開けると、曇らなくなりました。

カタツムリは水が好き?

カタツムリはジメジメしめったところが好き。

水に落ちても大丈夫?

泳げない人のように溺れてしまう……

カタツムリも溺れる?呼吸口というところで息をしているからです。

子どもの頃見つけたミスジマイマイ。2~3㎜の大きさでポッカリ開いたこの穴はなんだろう?

と不思議に思ったものです。

教室にいるウスカワマイマイの呼吸口は、

裏から見て、殻近くの体の左がわに1㎜ほどの大きさで開いている穴。

良く見ればみつけられると思います。

どのくらい生きられる?

個別指導塾 新潟市 スクールNOBINOBI 小学生 理科 生物 カタツムリ ウスカワマイマイ 食痕

個別指導塾スクールNOBINOBIでお食事中。ウスカワマイマイの皆さん

3年以上生きるものもいれば、ウスカワマイマイのように1年ほどしか生きられないものもいるそうです。

カタツムリ、何か役に立つことってある?

カタツムリを研究してできたものもあります。

カタツムリの殻をヒントにした防汚外壁タイル

カタツムリの殻はどうしていつもキレイなんだろう?

と疑問に思ったところから、カタツムリの殻のつくりに着目。

壁に着いた汚れを雨で落とすことができる防汚外壁タイルが完成したのです。

バイオミミクリーって何?

人間の問題を解決するために、生き物を良く観察して、自然の模型やつくりをまねることをバイオミミクリー(生物模倣)といいます。

この考え方で生まれたのが、先ほどの防汚外壁タイルなのです。

 

興味をもってみてみる、

調べてみる、

考えてみる、

自分なりの意見や考え、アイデアを出してみる……

 

どうして海から陸にあがったの?

アジサイはなんで食べないの?

なんでネバネバした液をだすの?

カタツムリを食べる生き物は?

陸の貝なら、人間も食べられる?……

 

思考力を鍛えて高めることができれば、貴方自身の未来を切り拓く力になるだけでなく、人類の未来を切り拓く力を持つことにもつながっていくのではないでしょうか。

 

ウスカワマイマイの分類は、ウイキペディアによると

界 : 動物界 Animalia

門 : 軟体動物門 Mollusca

綱 : 腹足綱 Gastropoda

目 : 有肺目 Pulmonata

亜目 : 真有肺亜目 Eupulmonata

下目 : 柄眼下目 Stylommatophora

上科 : マイマイ上科 Helicoidea

科 : オナジマイマイ科 Bradybaenidae

属 : ウスカワマイマイ属 Acusta

種 : ウスカワマイマイ A. sieboldtiana

学名:Acusta sieboldtiana

英名:Siebold's globular snail

とのこと。

この表を見るだけで、どんな生きものかだいたい想像できるような気がしませんか?

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