勉強を頑張る小学生のイメージ画像

小学校の勉強、注意すべき学年は?将来希望の進路に進むために。

しーママ
うちの子、
学校の勉強についていけてないみたいなんです…
のびさん
それは困りましたね…
もしかしたら、小学校の勉強でつまづいているかもしれません。

勉強が苦手なお子さんは、

小学校では何年生くらいから

しばおくんの横顔のイラスト
しばおくん
勉強についていけてないかも…

と思うようになるのでしょうか。

全てのお子さんに当てはまる答えは

ないと思いますが、

当校の専任講師で、

25年小学校教員を勤め上げた先生のご経験と

自分自身の小学生時代の経験、

筆者の教室の塾生さん達への学習支援から、

つまづきやすい年代はあるのでは?

と感じます。

今回は、小学校の勉強で注意すべき学年と、

つまづきが将来に与える影響について、

事例と体験を交えてお話しさせて頂きます。

のびさん
お子様の家庭学習を考える上で、
参考にして頂ければ幸いです。
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後になって気づいた、小学生時代のつまづき

勉強を頑張る小学生のイメージ画像

小4の秋のある日。

両親に呼ばれ、

父親の前にいつものように

正座させられた筆者。

「塾に行くか?」

と聞かれました。

こんな時はたいてい、

質問ではなく決定事項の指示です。

正直あまり行きたくはなかったのですが、

本心を伝えても

あれこれ畳みかけられるのは

わかっていましたので、

「いってもいい。」

と、曖昧な返事をしました。

 

その言葉を「行く」と判断した両親は、

筆者を今も経営を続けている

都内の進学塾に通わせることにしたのです。

当時その進学塾は、

できない生徒の罵倒などあたりまえの、

スパルタ塾。

学力の良し悪しで

塾生を正会員と準会員に分け、

準会員はクズ扱い。

講師への恐怖感から、勉強していました。

 

厳しい指導と競争で鍛えられ、

最後まで正会員になれなかったものの、

学校では小6の頃には、

学年120人中だいたいいつも3位以内を

とれるようになっていました。

おかげ様で、

なんとか都内の中高一貫校に

進学することができたのです。

 

教育熱心な両親は、

厳しい家庭教育で筆者の学力をあげようと

がんばってくれましたが、

思い起こせば小3の後半頃から、

学校の勉強についていけない部分が

出てきていたような、

そんなうっすらとした記憶が残っています。

きっとそれがわかっていた両親は、

家庭教育の限界を感じて

プロに任せたのだと思います。

 

一人で電車に揺られて通うスパルタ塾。

当時は嫌で嫌で仕方なかったんですが、

今では心から感謝しています。

あの塾通いがなければ、

今の自分はなかったからです。

ただ、自分でもつまづきを感じはじめた

小学校3年生から

塾で勉強を教えてもらっていたら、

もっと違った結果になったのかもしれない…

もっと、勉強で苦労することがなかったかも…

という想いは、

今も心のすみに小さく残っています。

小学生、勉強でつまづきやすい学年は?

ではなぜ

小学3年生になると、つまづきを感じやすくなる

のでしょうか?

新潟県の公立小学校で

25年勤められた教員経験をお持ちの

講師の先生によると、

「3年生の後半から、

 子どもたちの元気がなくなっていく…」

とのこと。

そこで、学習指導要領、

塾生さんの持参する教科書から、

2年生の学習と3年生の学習の

大きく変わる点

を確認してみました。

小学校3年生になると変わる点は?

国語は、

  • 教科書の「わかち書き」
    (語の区切りに空白(スペース)を挟んで記述する方法)
    が、句読点、中点を使う通常の文章の表記
    になる。
  • 新しく習う漢字は、
    1年生の80文字(変更なし)、
    2年生の160文字(変更なし)から、
    200文字(変更なし)に
    なります。
    これは、最多の4年生202文字
    (新学習指導要領で25文字増)
    に次ぐ多さ。
    ちなみに、前の学習指導要領では、
    3年生で習う漢字の数が最多でした。
  • アルファベットの小文字を習い、
    ローマ字も勉強
    します。
    ローマ字は「訓令式」と
    「ヘボン式」の
    両方の表記法を理解することが重要
    になります。

算数では、

  • 小数、分数の勉強が始まります。
  • 時計の勉強もスタート。

生活科は、

  • 段階的に
    理科、社会にわけて学習するように
    なります。

2年生から3年に進級すると、

こんな風に学習内容が変わるわけです。

元小学校教員講師の経験、

そして、塾での様子、

あくまで経験上の実感、主観ですが、

上記のいずれかの学習内容で、

学校で習った時はわかっていても、しっかり

定着していない内容があるお子さんは

少なく見積もっても4割

ほどいらっしゃると感じています。

つまづいたまま、学年が上がっていくと…実話から。

この

つまづきに気づくのは、

実は、中学に進学してから。

なぜなら中学では、

「小学校で勉強したよね。」

という感じで、

小学校で習ったことが理解できている前提

で授業が進められていくからです。

もちろん、

小学校の内容を復習してくださる親切な教員の方も

いらっしゃるとは思いますが、

復習ばかりに時間をかけていては、

中学で学ぶべき内容が進まなくなってしまいます。

ですから、

中学1年の最初の定期テストで、

生徒の皆さんも、

保護者の皆様も

結果にビックリする方が

いらっしゃるわけです。

しばおくんの横顔のイラスト
しばおくん
小学校では、
ほとんど90点以上だったのに…
しーママ
うちの子、
こんなにできなかったっけ?

ここで小学校の勉強不足に気づいて、

通塾や学習教材、通信教育を始める方は、

まだ間に合うこともあります。

一方、

「まあ、中学最初のテストだし、
慣れてないから仕方ないよ。」

「次は大丈夫!」

と、放置し続ける生徒さんも多く見かけます。

ところが、

一向に成績は上がらないばかりか、

どんどん下がっていく。

こういう生徒さんが中3に進級し、

受験を意識するようになってようやく

真面目なしばおくんのイラスト
しばおくん
そろそろまずいかな…

と、通塾を始めたとしても、

成績はなかなか上向かず、

そのまま受験に突入。

残念ながら

希望校には全く届かない…

という生徒さん達も

多く見受けられるように感じています。

勉強で注意すべき学年 まとめ

もし、お子さんが

  • 学校の授業に
    ついて行けてないみたいだな…
  • テストの点数は良いけど、
    理解できていないような気がする…

と感じられたら、

  1. 全国的にみて
    お子さんは学年相応の学力が身についているか、
    共通テストなどに挑戦してもらって
    実力を確認してみる
    ことをお勧めします。
  2. 共通テストなどで、
    学力が学年相応でないように感じたら、
    まずは、学校の先生に相談してみる。
  3. なかなか学校で対応して頂けないようなら、
    民間の教育サービスにも相談

されてみてはいかがでしょうか。

重要なのは、

小学校の基礎的な学びが身についていないと、

中学、高校、そしてその後の進路を、

希望通りに選べなくなる可能性が高くなる

ということ。

これは、決して脅しではありません。

 

実際に、

中3の後期からサポートさせて頂いた

卒塾生さんが、高校進学後、

小学校でしっかり勉強しなかったから、

 いま勉強が辛い…

と、ポツリとこぼしたことがあります。

高校時代、

先生も保護者様も驚くほど、

本当に頑張って勉強されていたのですが、

残念ながら希望の進学先には

あと一歩およびませんでした。

小学校での基礎固めが不十分だったために、

希望の進路に進めない…

これほど悲しいことはありません。

 

2020年度から

全国の小学校で完全実施される

学習指導要領では、

英語の教科化、

道徳の教科化、

そして、

プログラミング教育

が始まります。

また、文部科学省は、

2020年度からの学習指導要領解説で

ローマ字の学習は、表記方法の

「訓令式」も

「ヘボン式」も、

 理解することが重要

としていますので、

小学校では両方とも勉強

していくことになります。

これまで以上に

小学校で学ぶ内容も、時間も増える

ことになります。

年を追うごとに

学ぶ内容が増えていく小学校。

お子様が

学校の勉強についていけない部分が

出てくる可能性が増している

ことを認識しつつ、

これまで以上にしっかりと

ご家庭での対策を準備していかれる

ことも必要になってくるのではないでしょうか。

お読み頂いた子育て世代の皆様、

お子さん達は、

ぜひこの現実を理解して頂き、

今後の家庭教育にお役立て頂きたい、

と切に願っております。

のびさん
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

用語解説 何が違う?ローマ字の表記方法「訓令式」と「ヘボン式」

最後に、

小3の国語の学習内容に挙げた

小学校での

ローマ字学習に関する変更点をまとめ

ておきたいと思います。

国語で勉強する

ローマ字は

「訓令式」

「ヘボン式」

の2種類の表記方法

があります。

2020年度から完全実施となる

2018年発行学習指導要領解説国語編
(文部科学省,2018b)

では、

訓令式の表による表記指導で、日本語の音が子音と母音の組み合わせで成り立っていることを理解することが重要であり、
ヘボン式の表による表記指導では、外国の人たちとコミュニケーションを取る際に用いられることが多い表記の仕方を理解することが重要である」

という一文が

新たに付け加えられました。

訓令式とヘボン式の両方を取り上げて

国語科の指導要領解説に記載されるのは

初めて

のことで、

小学校に英語教育が外国語活動として導入された

指導要領(文部科学省 2008)にもなかった内容です。

2020年本格実施の指導要領
(文部科学省,2018a)で

記載された理由の一つに、

小学校で「教科としての英語」が始まり,英語の文字の読み書きが高学年に取り入れられた

小学校ローマ字学習の現状と課題 : 英語・国語・総合的な学習の連携を目指して」
著者 高松 理英子 浦野 研 北海学園大学学園論集(178): 65-90 2019-03-25より、引用

ことが挙げられます。

文科省の学習指導要領解説では

「ローマ字の表記方法2種類を

全て3年生で勉強する」

といった記載は確認できませんでしたが、

ローマ字の表記方法

「訓令式」と「ヘボン式」の違い

はどこにあるのか?

ここでまとめておきたいと思います。

  • 訓令式
    日本式のローマ字表記法。
    日本語の発音を重視している。
    ISO国際標準化機構で採用し
    承認されています。
  • ヘボン式
    江戸時代に来日した
    ジェ―ムス・カーティス・ヘボン
    というアメリカ人医師が考案したもの。
    仮名とローマ字を一対一で対応させた
    最初の方式で、
    英語の発音に近づけた表記法。
    地名や会社名のローマ字表記、
    固有名詞で使われている。

訓令式とヘボン式で表記がちがうもの

訓令式ヘボン式
sa si su se sosa shi su se so
ta ti tu te tota chi tsu te to
ha hi hu he hoha hi fu he ho
za zi zu ze zoza ji zu ze zo
sya syu syosha shu sho
tya tyu tyocha chu cho
zya zyu zyoja ju jo

ヘボン式のその他のルール

  • 「ん」:N一文字で表記。
    ただし、「B」、「M」、「P」の前では、Mで表記。
    例)現代(げんだい):GENDAI
    秋刀魚(さんま):SAMMA
  • 小さい「つ」は子音を重ねて表記。
    ただし「CH」の前では、Tで表記。
    例)読解(どっかい):DOKKAI
    甲冑(かっちゅう):KATCHU
  • 長音のOとUは表記しない、
    ∧や-といった長音記号はつけない。
    例)遠野(とおの):TONO
    京都(きょうと):KYOTO

 

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