2022年度から高校で「公共」が必修科目に!日々のボランティア活動から見えてくる、ボランティア精神の希薄さ。

みなさん、なじですか?(=ご機嫌如何ですか?)

「これからどうする?」のびさんです!

最近、気になる記事を読んだので、そこから考えたことを今日はお話ししていきます。

筆者がボランティア活動に積極的に取り組むようになったのは、中学生のころ参加した野外教育活動がきっかけ。
その活動にボランティアとして協力参加してくれていた高校生、大学生ボランティアの皆さんの生き生きとした姿、キラキラした瞳、受けた親切や優しさを目の当たりにして
「かっこいい!自分もあんな風になりたい!」って思ったんです。
「自分がしてもらってうれしかった。だから他の人にもうれしいって思ってもらえることをしていきたい…」そんな単純な動機でスタートしたんですね。

ボランティアおじさんや、災害ボランティアに取り組む吉川晃司さん、杉良太郎さんの寄付、中高生たちの活躍のニュースが大きく取り上げられるたびに、自ら取り組みもせず講釈や意見を垂れ流す評論家風情にだけはなるまい、と心に刻み、自分にできるボランティアや社会活動に取り組み続けています。

「自分のやってることをひけらかすのか?」

という方には、杉良太郎さんの言葉を贈ります。
「売名というなら、そう批判される皆さんもどんどん寄付されてどんどん売名されればよろしい。」(こんなニュアンスの言葉でした…)

筆者が今年になって取り組んだボランティアの主なものは以下のとおり。

学校ボランティアとしての見守り活動:2種継続中。
小学校読み聞かせボランティア:2種継続中。
中学校読み聞かせボランティア:1種継続中。
地域活動へのボランティア:1件
1万円以上の寄付(=「社会的投資」としての積極的寄付):小学校への工作材、工作作品、食器類の寄付1件
見知らぬ人への手助け:3件

関西大学法学部教授の坂本治也先生のコラム「日本人は、実は「助け合い」が嫌いだった…国際比較で見る驚きの事実」 (現代ビジネス2019年9月12日)の中で取り上げられているイギリスのNPO法人Charities Aid Foundationが公表したWorld Giving Index 2018というレポートの「共助」調査基準である、
過去1ヶ月の間に、
(1)困っている見知らぬ他者の手助けをした、
(2)慈善団体に寄付した、
(3)ボランティア活動に時間を割いた、
の3つの基準のうち、(2)の寄付(1ヶ月以内でない)以外は、なんとか国際基準を満たしていて、自己評価としてはまずまず。
もちろん、もっとやっている方に比べれば少なすぎるかもしれませんが、仕事の合間ではこれが精一杯です。

このレポートの「世界各国「共助」レベルのランキング」では、調査対象となった世界144カ国中、日本は128位、先進国で最低ランクとのこと。

坂本先生曰く、国際比較のデータから見えてくる日本は、
①「共助」も「公助」も控えめで良い、と考える世界でも稀な国。
②自分は寄付・ボランティア(共助)も税金(公助)も負担したくない。
③失業や貧困などで困っている人は自分の力でなんとかすべきだ。

まとめると、「自助」と自己責任を強調するのが日本人の特徴と言えるとのこと。

「日本人は、家族・友人・同僚という「内輪」には優しい(=甘えと身内びいきを許す)が「内輪」の範囲を超えた他者に対しては、結構冷たい。」
という先生の論調に、余所者として地方の一都市に暮らす筆者は、さもありなんと腑に落ちる部分が多々あります。

なにせ、東京時代は全く苦労しませんでしたが、ここではボランティアに参加させて頂くだけでも一苦労。

学校ボランティアに参加したいと申し出てから実際に参加できるようになるまで2年かかったり、別の学校ボランティアではボランティアコーディネーターさんに直接依頼したにもかかわらず「忙しくて忘れてました…」と半年放置なんてかわいい方。
ボランティア登録しても何年も依頼が一件もこない団体は3団体。そのうち1つの民間団体に至っては、毎年ボランティア登録料まで支払っているのにもかかわらず、です。

東京時代からは全く想像すらできなかった地方の現状。

地方は「身内贔屓」の総合商社状態ですから、Iターン施策に税金つぎ込んでも、リアルな情報を手軽に集められる時代に、嫌な思いまでして地方に来てくれる奇特な方は少ないですし、地元であっても嫌気がさして都会へ出ていく人が増えていくのは当然のなりゆき。

行政のご担当者様にも、Iターンで22年在住している余所者の声に是非一度耳を傾けて頂きたいものです。まあ、そんな気はさらさらないんでしょうが。

うまいことボランティアさせて頂けたとしても、ボランティアコーディネーターからの「余所者にさせてやっている」「寄付なんて有難迷惑なんだよね」な露骨な態度や、地元住民の「余所者がなんか勝手にやってるわ~」的な冷ややかな視線に、何度悔しい想いをしてきたことか…

それでも、ボランティアを続けられているのは、子どものころのキラキラした思い出と、その先にいる「ボランティアを受け取ってくれる人たち」にだけ焦点をあてるように努力しているから。

子どもたちの笑顔や「ありがとう」と声をかけてくださる方がいるから、続けていられるんです。

坂本先生は「日本人の「助け合い」嫌い」の要因として、不況と政治ぎらいを理由として挙げていらっしゃいますが、そこには宗教的バックボーンの希薄さという別の要因も加えられるのではないか、と筆者は考えています。

世界の宗教人口円グラフ
引用元:東京基督教大学-日本宣教リサーチ JMR調査レポート2017年度版(2018年4月)

世界の24.5億人が信仰するキリスト教、17.5億人が信仰するイスラム教。

2015年現在の世界総人口は74.6億人( 世界の人口ピラミッド(2016年))ですから、この2つの宗教で世界の56.5%を占めます

日本人のように、初詣や節分、ひな祭りや七五三で神社に行き、お彼岸やお盆、除夜の鐘でお寺に参り、クリスマスやハロウィン、バレンタインも楽しんじゃうなんてことは、ありえない人たち。

自分たちの宗教的バックボーンをしっかりもっている人たちとも言えます。

キリスト教で求められるものは「良心」と「隣人愛」、イスラム教で求められる5つの行いのうちの一つは「喜捨」。

世界の半分以上の人が信じる宗教において「ボランティア」や「寄付」は当たり前の行いなわけです。

2022年度から高校で「公共」が必修科目になるそうですが、不況、政治嫌いに宗教的バックボーンの希薄さまで兼ね備えた我が日本で、「公共」を机上で教えることがどれだけ「助け合い嫌い」に効果があるか、今から大いに注目していきたいところです。

最近の中高生たちの活躍を見る限り、大人より、よっぽど子どもたちのほうがしっかり活動できている人がいる気がするのは、筆者だけでしょうか…

今回も、貴重なお時間を割いて最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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