個別指導塾を新潟市で運営中のNOBINOBIでは、
書籍だけでなく情報サイトも良く利用させてもらっています。
中でも良く見るのは「ヤフーニュース」。
アップされた記事へのコメント欄が勉強になるからです。
目にとまるものはかたっぱしから読んでしまう筆者、とは言え、サイトは選んでおります(最近はたくさんありすぎるくらいですから)。
サイトを選ぶときに気をつけているのが、
「記事を読んだ皆さんの意見がしっかり掲載されているかどうか」
というところ。
ヤフーニュースは、記事への賛成コメントも反対コメントも公開してくれていて(全てではないんでしょうが……)、おもしろいだけじゃなく、自分の意見をまとめるときに、かなり役に立っています。
こちらの記事では、コメント欄から中学生の皆さんの数学について

と感じた“中学の数学が伸びないタイプと、伸ばすための具体的な対策”について、当塾の塾生さんのエピソードも交えて解説しています。
こちらの記事を書かせて頂いたのは、

●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校卒塾生、大学進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」 で、
2020年6月から8ヶ月連続ランキング1位。
2020年12月、WPブログ1年1ヵ月で月間3万PV超。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー
中学で数学が伸びない子のタイプとは?
個別指導塾スクールNOBINOBIでは、年中無休でいろんなタイプの中学生さんたちと接しています。
タイプは違っても

な、共通する問題点に気づくこと、けっこうあるのです。
数学は公式を使うものが多いですし、マンツーマンで対応していますので、子どもたちひとりひとりの悩みに気づきやすいのです。
共感した記事のコメントは、タイトルの通り「数学が伸びない子のタイプ」について、長く塾講師をされた方が書かれたご意見でした。
数学の成績がなかなか伸びない生徒さんたちの様子を一対一で見ていると、伸びない塾生さんは
●歯が立たないタイプ
の2タイプにわけられます。
“ミスが多いタイプ”は、ケアレス・ミス(不注意ミス)が減らせずに残念な結果に終わるタイプ。
ある程度理解力もあり、単元テストなんかでは点数が取れているから、「大丈夫、大丈夫」って安心していて、肝心の定期テストで失敗してしまうタイプです。
“歯が立たないタイプ”は、先生の説明を聞いても理解できず、理解できていないまま問題を解いているタイプ。
授業でやったものと同様の基礎問題(数字が変わっているだけの、簡単な基礎を練習する、レベルAの問題)は解けますが、標準的な問題(レベルBの問題)になるとほとんど解けず、もちろん応用問題(レベルCの問題)は全く歯が立たないタイプです。
両方のタイプに共通する生徒さんの特徴は、大きくわけると3つ。
②こちらの解説は、聞いているだけ。
③解説した問題を復習しない。
頭の中で計算して解答だけ記入(よくできるな~と妙に感心してしまいます……)。


と言いながら、こちらの解説に耳を傾けてくれるのですが、メモは取らない。
「わかったなら、家で練習問題やってみよう!」
と言うと
「わかった!」「やってみます。」
と応えてくれます。
次週に「復習してみた?」「問題やってみた?」
と聞いても
「やってない。」「できなかった…」
と、申し訳なさそうに答える。
こんなタイプの塾生さんたちは、なかなか結果が出せないか、結果が出るまで時間がかかるか、のどちらかです。
そこで、タイプ別にどうしたら結果につなげられるか、NOBINOBIで実際にあったエピソードを元に考えてみます。
タイプごとに確認!中学の数学、伸ばし方
①「ミスが多いタイプ」の伸ばし方
このタイプの生徒さんは、「わかる」段階は、わりとクリアできている生徒さん。
「ミスを減らせばいいだけ」だから対処法も簡単かとおもいきや、なかなか結果を出せない子もいます。
テスト範囲や単元によってアップダウンを繰り返す子もいます。
「わかってる」から「説明いらない」「めんどくさい」という生徒さんも、このタイプです。
具体的な対処法は、
●間違えた問題の解説は、しっかり見なおす。
●できなかった問題の復習は、必ず途中式を含め丁寧に解くくせをつける。
●テストでは、計算問題などの基礎問題も含め、問題文をよく読む。
●解答したあと、たしかめ算など、間違いないかどうかの再確認をする。
の5つ。
「めんどくさがり」だったり、
「人の話をちゃんときけない」だったり、
「自信過剰」だったり。
性格や気質、個性が結果に大きな影響を与えているケースも見られますので、点数アップに意外と時間がかかることもあります。
②「歯が立たないタイプ」の伸ばし方
アラフィフ世代が小学校の高学年で学んでいた内容が、中学年におりてきていて、学ぶようになっていたりする時代。
先生が雑務に追われ、本来子どもたちの学びのために使うべき時間が削られていく時代。
仕方なくはしょって授業をすすめる先生がいることも、良く耳にするご時世です。
「歯が立たないタイプ」の生徒さんたちは、ある意味被害者かもしれません。
中学校の標準問題(Bクラスの問題)でてこずる生徒さんは、先生の説明がよく理解できていない場合も……
また、問題を解くのに時間がかかるタイプの生徒さんが多いのも、特徴です。
このタイプの生徒さんの具体的な対処法は、
※中学生でも、四則演算(加算(足し算)、減算(引き算)、乗算(かけ算)、除算(割り算)、加減乗除とも)が不正確だったり、分数がしっかり理解できていないお子さん、普通にいます。
●理解できない単元の問題は、解く時に使う基本的な計算方法から繰り返し練習する。
●基本の解法や公式、定理を暗記する。
※数学は理解という方もいますが、公式、定理は暗記です!
●途中式を書くくせをつける。
●テストでは、計算問題などの基礎問題も含め、問題文をよく読んで、聞かれていることを答える。
「ミスが多いタイプ」 も、 「歯が立たないタイプ」 も、成績を大きく伸ばして希望高校に進学できた生徒さんはいます。
希望高校には届かなくても、高校進学後、大きく成績を伸ばしてくれた生徒さんもいるのです。
数学の成績を伸ばした塾生さんとは、どんな生徒さんなのでしょうか?
実は、先ほど説明した、5つの対処法を実際に「取り組んでくれた」生徒さんたちです。
四の五の言わずに、まずやってみる。
上手くいかなかったら、取り組み方を変えて続けてみる。
これだけで、比較的簡単に、短期間で結果が出せるようになります。

という塾生さん、もちろんいます。
塾生さん達の学習時間は、毎回本人に確認していますが、上がらない生徒さんの言う「やった」自宅学習は、せいぜい1日30分。
苦手だったり、できなかったりする教科に割く時間としては、少なすぎ。
1日30分は、学校が良くいいきかせている「小学校3年生の学習時間」です。
うちの自宅指導の生徒さんのなかには、小学校6年生で100分ぶっ続けで勉強できる生徒さんもいます。
25分ごとにトイレや水飲みなど小休憩は入れ、教科も2教科ではありますが……
学習時間が全く足りてないのを棚に上げて、全部勉強法のせいにしてしまう塾生さん、
自分の成績のことなのにどこか他人事、だからすぐ辞めてしまったりするのです。
やればできるのに、もったいないですよね…
まとめ
今回は、「中学で数学の得点が伸びない子のタイプは?対処法は?」について、成功例をもとにご紹介しました。
毎日1教科に100分割け!という話ではありません。
自分のタイプに合う対処法を確認したうえで、毎日続けられれば、苦手教科の得点力アップも、いがいと簡単に達成できてしまうものです。
やってアップするなら、やらない手はない!
皆さんも自分の力を信じて、何か一つでもいいので是非チャレンジしてみてください。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
こちらの記事で取り上げた、ヤフーニュースの元記事につきましては、こちらをご参照ください。
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