新潟市にある筆者のマンツーマン個別指導塾に通ってくれている
中学生の塾生さんから、


- 記事の信頼性
こちらの記事を書かせて頂いたのは、

●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校卒塾生、大学進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」
で、2020年6月から6ヶ月連続ランキング1位。
2020年11月、開設11か月目で月間20,000PV達成。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー
高校教員時代は、毎年定期テストを作っていました。
- 記事の内容は、
●社会の効果的な勉強法
①覚えるための「音読」を!授業で勉強した範囲を、翌日までに音読。
②終わったら、すぐその範囲のワークに挑戦。答え合わせは、全部終わってから。
③終わったら、勉強した範囲の「一問一答」問題にチャレンジ。
④忘れにくくするには、教科書の写真や、地図帳、資料集の図を、言葉と結びつける。
●社会は「やればやっただけ、点数があがるお得な教科」!
●豆知識|「社会の勉強法」、効果が高い根拠は?
となっています。

中学の社会の定期テスト、出される問題のタイプは?

そこがわかれば、対策しやすい!
そこで、公立高校での定期テスト作成経験者として、出題者目線でお話ししていきます。
社会の定期テスト問題、
基本は、テスト範囲からの
出題者は
②授業でつかった表現で
③授業で取りあげた資料から
④授業で取りあげた話題から
⑤授業で使ったプリントや確認テスト、単元テスト
⑥ワークで取りあげられているところ
当然、教科書中心のテスト範囲から出題するので、時事問題や記述問題以外は





中学生の社会の勉強法|その1 教科書を声に出して読む(音読)
中学生の皆さんが
好きでもない教科の勉強で、

のを減らすには、感覚をフル活用するのが効果的。
学校では、教員の話を聞いて、板書をノートに書き写す…で授業が終わることが多いはず。
教員にあてられて読まされるとき、テスト前以外は、教科書を読むことはほとんどないのでは?

という生徒さんも、声に出して読んでいる人は少ないのではないでしょうか。
目で文字を追いかけて読む「黙読」よりも「音読」は「言葉(語句)の記憶」に効果があるとのこと。
読んで、声にだせば、自分の声を自分の耳で聞きます。
「目で見る」、「声をだす」、「耳で聞く」の3つの感覚を同時につかうことになるのです。
これが教科書の言葉を記憶するのに役立つのです。
することで、記憶できる言葉が増えるのです。
ただ、言葉の読み方が間ちがっている、意味がわからないでは、呪文と同じ。
「読めるし、意味もわかるし、音読もした!」の状態にもっていってください。

でも残念なことに、これだけでは脳は約2週間で覚えたことを忘れてしまうとのこと。
忘れないようにするための工夫が必要になるのです。
中学生の社会の勉強法|その2 ワークに取り組む
授業で勉強した教科書の範囲を
してみましょう。
教科書を閉じて、いま読み終わったところを思い出しながら、ワークを解いていきます。

頑張って思い出すことで、記憶は定着します
どうしても思い出せないときはスペースをあけて、わかるところをノートに書いていきます。
教科書、授業ノート、プリント、地図帳、資料集、ワーク解答集を見ながらします。
思い出せなかったところも、しるしをつけてノートに書きこみます。
中学生の社会の勉強法|その3 練習する

と意気込むと、繰り返して読むことに時間をつかってしまいがち。
ここも一工夫することで覚えたことを忘れにくくすることができます。
イメージです。
練習とは「自分で自分をテストする」こと。
人間の脳は、頭の中にいれようと(インプット)するより、頭の中からだそうと(アウトプット)することに力を入れることでしっかり記憶できるようにできています。
ワークの解答確認まで終わったら、
してみましょう。
なければ、さっき答え合わせをしたワークの範囲に、もう一度挑戦してみてください。
1回目で覚えられなかったところが、覚えられていることに気づくはずです。
AD
社会の勉強法|忘れにくくする工夫
近年の脳科学の研究結果からも、人は
文字だけで覚えるよりも、映像やイメージと結びつけて覚えることで、より多くの情報を記憶できる
ことがわかっています。
例えば、
地理なら、地図資料
歴史なら絵画などの画像
公民ならイメージ図
授業で勉強した範囲の内容を、
ことで、さらにしっかり記憶でき、忘れにくくすることができるのです。
社会だと結果を出しやすい!その理由は?


点数があがる「お得な教科」
中学生の皆さんが、社会で定期テストで点数アップできれば、

が実感できます。
「できる感覚」を味わってもらうことで、ほかの教科の得点アップにもつながるのです。
定期テストの点数が伸び悩んでいる人に、

と言うのは、こんな理由からなのです。
https://business.xserver.ne.jp/AD
中学生の社会の勉強法|まとめ
こちらの記事では、中学生の皆さんに、公立高校で社会科の教員として授業して、定期テストを作っていた筆者がおススメの勉強法を解説、科学的根拠もあわせてご紹介しました。
もう一度ポイントをおさらいしますと、
●社会の効果的な勉強法
①覚えるための「音読」を!授業で勉強した範囲を、翌日までに音読。
②終わったら、すぐその範囲のワークに挑戦。答え合わせは、全部終わってから。
③終わったら、勉強した範囲の「一問一答」問題にチャレンジ。
④忘れにくくするには、教科書の写真や、地図帳、資料集の図を、言葉と結びつける。
●社会は「やればやっただけ、点数があがるお得な教科」!
となっています。
「翌日までに音読?」、「すぐワークに挑戦?」、「一問一答にもチャレンジ?」、「画像と言葉を結びつける?」、

になっている人もいるのでは?
そんな皆さんのために、勉強法の根拠になっている研究結果を「豆知識コーナー」にまとめています。
次回の定期テスト、皆さんの得点アップを全力で応援しています!

少しでもお役に立てれば幸いです。
「時事問題」と聞くと、のんさんどんな問題がでるか、わからない…何かいい勉強方法ないかな?と、悩む生徒さんもいます。のびさん大丈夫!時事問題の取り組み方、伝授しま[…]
豆知識|「社会の勉強法」、効果が高い根拠は?
「記憶」の研究は、脳科学の分野で注目され続けてきたテーマの一つ。
人間の脳はまだわからないことだらけですが、研究の成果も増えてきています。
ここで解説した社会の勉強法、「覚える」テクニックは、どれも教育学や脳科学の研究結果にもとづいています。
音読は、福岡教育大学の森先生の研究で
「文章を逐語的に(一語一語)記憶する場合には有効である」( )内筆者追記
引用元:国立情報学研究所[NII]学術情報ナビゲータ[サイニィ]-教育心理学研究 28(1), 57-61, 1980(日本教育心理学会)–「文章記憶に及ぼす黙読と音読の効果」
とされています。
1日以内に復習した方が良いのは、
「学習時に海馬でつくられた細胞は、記憶情報を保持し、学習後1日は実際の記憶の想起にも使われます。
学習後約2週間が経過すると、細胞の記憶情報は依然保たれているものの、実際の記憶の想起には活動しませんでした(筆者要約)。」
という、脳のなかで「記憶」を担当していると言われている「海馬」の働きの研究結果から。
すぐ復習すると記憶に残りやすいのは、イギリスのサセックス大学の実験から
「何かを覚えたいときは、面倒くさがらずに40秒だけ復習するのがいい」
引用元:バズプラスニュース-ライフスタイル-「【朗報】40秒だけ頑張れ! 物覚えが悪くてもたった「40秒の復習」で記憶力は激しく改善する事が判明!」2015.11.16
ことがわかっています。
「自分で自分をテストする」ことの効果について、
アメリカのコロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ氏は、覚える時間と練習する時間のわりあいの実験結果から
「最高の結果が得られるのは、およそ40パーセントの時間を覚えるのに使った後で暗唱の練習を始める」
引用元:ダイヤモンド・オンライン-キャリア・スキル-記事「最善のテスト対策は、自分で自分をテストすること」(2016.1.6)
ことと結論づけています。
文字だけで覚えるよりも、映像やイメージと結びつけると覚えやすいのは
「右脳と左脳の機能的な違いについては、例えば言葉は左脳優位、空間認知は右脳優位、と知られています。記憶の原理として注目される“長期増強(LTP)”という現象は、左脳より右脳で起こりやすいのかもしれません(筆者要約)。」
引用元:自然科学研究機構 生理学研究所-科学技術振興機構(JST)-理化学研究所-プレス一覧-共同発表-「右脳と左脳の構造の違いを発見-記憶をつかさどる海馬に違い-」(20081108)
という、記憶形成をつかさどる脳の「海馬」と神経と神経のつなぎ目「シナプス」の研究結果から、わかってきています。
当スクールの取り組みにつきましては、下記の記事をご参照ください。