中学生の皆さんの「笑顔のもと」は、もちろん、テストの得点アップだけではないと思います。
ですが、テストの点数アップも「笑顔」を増やしてくれるものの一つと言えるのではないでしょうか。

の笑顔を増やしたい!!!

とガッカリする生徒さんの顔は、見ていられない…

こんな声もよく耳にします。

それなら、ケアレスミスがなくなれば良いのでは?
なくすまでは難しくとも減らすことができれば、今の実力のままでもラクラク得点アップできるはず!
そこで、こちらの記事では、ケアレスミスをなくす!減らす!2つの対策を解説。
新潟市の個別指導塾で塾生さんたちに実際に取り組んでもらい、効果の高かった方法を一挙公開!
ケアレスミスをなくす減らす具体策で、皆さんを得点アップへ導きます。

そんな熱い想いでまとめています。
- 記事の内容
●「事前対策」は「ケアレスミス探し」「見える化」「トレーニング」が効果大!
●「テスト時対策」は「準備」「トレーニングを活かす」「見直し」でバッチリ!
「ケアレスミス対策」が大切なわけ。
●対策の効果をさらに高める「セルフチェック」
●まとめ
- 記事の信頼性

●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校卒塾生、定時制高校→大学進学。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」で、2020年6月から12ヶ月連続ランキング1位。
●ブログ開設15ヵ月目の2021年3月に月間4万PV達成。
●元公立高校教員
●現役カウンセラー
目次【タップでジャンプ】
いきなり本題!ケアレスミスをなくす具体策


テスト本番までにできる「事前対策」は?
まずは、テスト本番までにできる「事前対策」。
事前対策は、3つのステップで取り組むと効果的です。
【ステップ1】ケアレスミス探し
ケアレスミス対策に取り組むには、どの間違いが「ケアレスミス」なのか?見極める必要があります。
定期テストや復習テスト、実力テストや模試など、実施済みの問題と解答用紙を用意します。
✖や△の付いている「間違い」「ミス」を一つ一つ丁寧にチェックしていきます。
例えば、
国語の熟語や英単語の意味の間違いミス、
数学(算数)の公式の思い違いによるミス、
これらは、理解が足りていないことによる「理解不足ミス」。
「ケアレスミス」とは全く違うミスです。
探してもらいたいのは、


などの不注意によるミス。これが「ケアレスミス」です。
こちらの記事で、なくす!減らす!のは、後者の「ケアレスミス」の方です。
主な「ケアレスミス」のタイプは、
問題文を読み違えたり、 十分内容を理解しないまま解答して起きたミス
過程ミス(途中ミス)
問題を解いている途中で間違えて起きたミス
記入ミス(アウトプット・ミス)
しっかり正答できたのに、解答欄に書き込む時に間違えて起きたミス
の3種類。
ミスした問題と解答をよく見直してもらえば、「ミス」のタイプに気づけるはずです。
【ステップ2】ケアレスミスを“見える化”
ケアレスミスが見つかったら、次はケアレスミスを“見える化“する作業。
教科・科目ごとに、「ミスした問題」と「実際のミス」「ミスのタイプ」を
●大きめの付箋に書いてノートに貼る。
●問題と解答を切りとってノートに貼る。
などの方法で一目見てわかるように“見える化”していきます。
自分で見返してわかりやすいなら、

こうすることで、自分がミスしやすい問題がはっきりします。
ちなみに、NOBINOBIの塾生さんは、
この3つのポイントを活かしてこんな感じでノートに整理してくれています。
⇓⇓⇓
【見える化に取り組む塾生さんの実際のノート】
※「OK」は、中学校の数学の先生から。
同じようなミスはグループにして、ノートの新しいページに書き出せば

こうして作った「見える化ノート」を確認しながら、
今取り組んでいる勉強でミスしやすいタイプの問題を見つけたら、
後から見てわかるようにその問題に印をつける。
目印があれば、再挑戦したときやテスト直前の見返しのときに

【ステップ3】ケアレスミスをなくす“トレーニング”
ステップ2「ケアレスミスの見える化」をしてもらえれば、自分のミスに意識が向くようになります。
ミスしやすい問題がわかるようになりますので、
あとはトレーニングすれば、効率的にミスをなくす!減らす!ことができるのです。
おすすめのトレーニングは、
2)設問は「重要ポイント」「答えるべきこと」に下線や丸をつけながら読む。
3)ミスした問題は、解き直す。
4)ミスしやすいタイプの問題は、繰り返し解く。
5)解答は、文字を大きく丁寧に書く。
の5つ。
1)では、ゲームやスマホなどお気に入りグッズを整理整頓して視界に入らないようにする。
2)では、「音読」や指で文章をなぞりながら読む「なぞり読み」をプラス。
「何を聞かれているのか?」「何を答えるのか?」をしっかり確認する。
問題を解き終わったら、
解答までの時間は短くなっているか
も確認してみてください。
解ける問題が増えて、スピードが速くなれば、自分の解答に自信が持てるようになります。
だんだんとケアレスミスが減っていくことを実感できるはずです。
テスト本番の「テスト時対策」は?

そんな声も良く耳にします。
そこで、テスト本番でケアレスミスをなくす!減らす!「テスト時対策」をご紹介します。
【ステップ1】ケアレスミスをなくす“準備”
本番でケアレスミスを減らして勉強の成果を出し切るには、
落ち着いた状態でテストに集中する必要があります。
●できる問題、得意な問題から取り掛かる。
●見直し時間を決め、時間が来たら見直し。
実際に問題に取り掛かる前の3つの“準備”で、落ち着いて実力を出し切れる状態にもっていくのです。
【ステップ2】事前トレーニングを活かす
ステップ1の準備で、落ち着いて取り組める状態にもっていったら、問題に取り掛かります。
事前対策の「ケアレスミスの3タイプ」を思い出してください。
印をつけながら、指でなぞりながら読解。
●途中ミスをなくす
答えるべきことが間違っていないか、焦らず解答。
●記入ミスをなくす
採点者が読める文字で、解答欄を間違えないよう記入。
【ステップ3】仕上げは“見直し”
スッテプ1の“準備”段階で決めた見直し時間がきたら、まだ終わっていなくても見直しを始めましょう。


●「自信がある問題」から見直し。
見直しのチェックポイントは、
②大問題ごとに、解答欄のズレや答えの写し間違いはないか。
③漢字、記号、スペル、単位などの間違いはないか。
④設問の読みとり間違いはないか。
※印をつけたところを見直すだけでも効果あり!
⑤余裕があれば、問題文本文を読みなおす。
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ケアレスミス対策は、なぜ大切?
ここまで読んでくださった皆さんは、


●予測を立て、大きな損をしないですむ力
を伸ばすことができる
対策の効果をさらに高める「セルフチェック」
ケアレスミス対策の効果をもっと高めるには、
自分自身のミスのクセをつかむことも大切
です。
ミスしやすさやミスの種類、ミスの多い少ないはひとりひとり全く違いますが、
学力に自信があるなし、
処理スピード速い遅い、
で、大まかに4つのタイプに分けてみると、
①学力に自信あり、処理スピードが速い人
知識豊富な分、
早とちりミス、自信過剰ミス。
ミス少なめ。
②学力に自信あり、処理スピードが遅い人
時間不足から、
焦りミス。
ミスあり。
③学力に自信なし、処理スピードが速い人
慌てて解答、
うっかりミス。
ミス多め。
④学力に自信なし、処理スピードも遅い人
見落とし記入忘れなど、
ぼんやりミス。
ミス多め。
参考:NHK-Eテレ「ベンゼミ」


自分のタイプをつかんだ上でケアレスミス対策に取り組めば、ミスを限りなくゼロに近づけることもできるのです。
まとめ
中学生の皆さんの「笑顔」を増やす材料「成績アップ」。
こちらの記事では「普段から取り組める」「テスト時」の2つの対策でケアレスミスをなくし、得点アップにつなげる方法を解説してきました。
- 記事は、
●「事前対策」は「ケアレスミス探し」「見える化」「トレーニング」が効果大!
●「テスト時対策」は「準備」「トレーニングを活かす」「見直し」でバッチリ!
●「ケアレスミス対策」が大切なわけ。
●対策の効果をさらに高める「セルフチェック」
人間はミスしてしまう生き物…
ですから「どうしたらミスを減らせるか?」を考えて対策すれば、今の実力のままでもラクに点数アップできます。
点数不足に悩む中学生の皆さんに、笑顔と自信を取り戻してほしい!
将来にわたって役立つ「ミスを未然に防ぐ力」を身につけて、周囲から頼りにされ、信頼される人になって欲しい!

最後までお読みいただきありがとうございました。