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今回は、

前回の続きとして、

中学理科の勉強法の後半“計算”

について見ていきます。

こちらの記事を

書かせて頂いているのは

のび校長
●小中学生対象完全個別指導塾の校長(経営者兼専任講師)
●開校5年半で、新潟県内トップ私立高校合格者を輩出。
●年評定平均:中学時代3.7→高校進学後4.9、4.8の塾生を輩出。
●サポートした不登校の卒塾生、大学へ進学(卒業)。
●当ブログ、にほんブログ村カテゴリー「中学受験(個人塾)」
 で、2020年6月から36ヶ月以上連続ランキング1位。
 2020年3月開設15ヵ月目で月間4万PV超達成。
●直筆オリジナル記事がGoogle2ワード検索で1位(2024.6.1現在)
●元公立高校教員
●現役カウンセラー

こと“のびのび”。

最後まで

お付き合い頂ければ

嬉しい限りです。

中学理科“計算”問題が苦手になる要因は?

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正直、筆者は学生時代、

理科の“計算”がある単元は

苦手でした。

高校に進学してからは、

苦手分野がより明確に……

というのも、

母校の“理科”は、

物理・化学・生物・地学

(数学以外の自然科学の内容をまとめたもの)

に科目がわけられ、

全科目履修させられたから

なのです。

ちなみに、4科目のうち

一番苦手だったのは

“物理”でした。

 

よく

苦手な人は教え方も下手では?

という保護者の方、

いらっしゃいます。

 

確かに難関校を目指す生徒さん、

将来理系に進みたい生徒さん

ならその通りだと思います。

ただ、他の教科の足を

引っ張らない程度、

例えば定期テストで

80点前後を目標にしている

生徒さん達には、

むしろ危険な考え方。

学校教員にも

ありがちですが、

自分自身が得意という人は、

「なんでこんな

簡単なことも

わからないんだ?」

と思ってしまいがち。

生徒さん達の

つまづきが理解できないから、

生徒さんの立場にたって、

もっと初歩的なところから

丁寧に解説する必要が

あることがわからない。

生徒さんの悩みが

理解できないから、

結局放置して

そのまま進んでいってしまう

のです。

学生時代、

その教科が苦手だった

教員や塾講師の方が、

苦手な生徒さん、

わからない生徒さんの

悩みやつまづきが

自分の苦い体験と

重ねて、共感できる……

 

そうそう、
そこがわかりにくいんだよね!

と。

だからそういう教員や塾講師は

皆説明が丁寧でわかりやすいか

というと、それは論理が

飛躍しすぎでしょうが、

少なくとも筆者は

 

苦手な生徒さんにどうしたら
理解してもらえるだろう?

という視点で、

ひとりひとりに合わせて

アプローチし、

これでもかと言うくらい

かみ砕いて、

時にはさかのぼって

説明する

よう普段から心がけています。

今回は、そんな視点から考えた、

中学理科“計算”問題の得点力をアップさせる方法

についてお話ししていきます。

記事の最後には、

重要公式を学年ごとにご紹介

しています。

中学理科“計算”問題の得点力をアップさせる方法

中学理科の学習をイメージしたロボットの画像

「計算」の多い分野単元にも、

単元ごとに求められる力を見極めて、

単元にあった学習法を取り入れれば、

定期テストや入試の得点力を引き出せます。

理科の学習法その1の記事

(しらない!という方はこちらをご覧ください)

まずやることとして

 

理科の単元を
“暗記”と“計算”にわける♪

とお伝えしましたが、

できましたでしょうか?

これは理科の科目で

大雑把に分けることもできます。

中学で勉強する理科を

“暗記”と“計算”で

強引に分けると、

「暗記」=生物、地学

「計算」=物理、化学

に科目分けできます。

もちろん、

物理や化学に

暗記がないわけではない

ですし、地学や生物に

計算問題がないわけではない

ので、あくまで中学の理科を

強引にわけたら、

という一つの目安です。

理科の“計算”の勉強法

理科で結果を出したい……

と考えている中学生の皆さんに

“計算”の分野単元で

取り組んでもらいたい

勉強法のステップは、

①教科書、参考書に載っている仕組み、法則、ルールをしっかり理解する。
②法則、ルールを暗記する。
③問題を解く。
④解答に載っている解き方をよく読む。
⑤同じ問題を、解説通りにもう一度解いてみる。

5つ

自分自身、こうしていれば

もっと得点がのびただろうし、

苦手意識も

少なくてすんだかも…

と思いますし、

新潟市の個別指導塾

NOBINOBIでは

この方法で

理科の定期テストの点数を

大きく伸ばした生徒さん

(20点以上アップした強者も…)

もいるのです。

理科“計算”の勉強法、5つのステップ詳しく説明

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それでは、

5つのステップ、それぞれ説明を補足

していきます。

①教科書、参考書に載っている仕組み、法則、ルールをしっかり理解する。

学生時代の筆者に

足りなかったのは、

まさにココでした。

例えば「電気」の分野。

電流、電圧の

仕組みやルールが

中途半端な理解のまま、

計算問題にチャレンジ

しても解けるわけありません。

まずは、

仕組み、法則、基本ルールを

「しっかり理解する」

ことから始めてみてください。

教科書が一番いいとは思いますが、

参考書の各単元の最初によくある

「教科書のまとめ」

コーナーでも構いません。

②法則、ルールを暗記する。

あれ?暗記なの?

算数・数学の記事でも

少しお話ししたように、

数学の定理は

理解しただけでは使えません。

定理や法則は

暗記することで

初めて使えるようになる

のです。

理科の“計算”の単元も

全く同じです。

しっかり理解できたら、

その単元の問題を解くための

法則、定理、ルールを暗記

してください。

暗記の記事で取り上げたように、

“チェックペン”

を使って覚えるのも

一つの方法です。

③問題を解く。

ここまでできたら

問題に挑戦してみましょう!

まず意識するのは、

覚えた法則、定理、ルールが

使えるようになる

ことですから、

めんどくさく感じても

基本問題(A問題)から挑戦

してください。

ここでしっかり

解く力がついているのを

実感できれば、

標準問題(B問題)での

つまづきを減らせますから、

焦らずチャレンジ

してくださいね♪

解く時は、

頭で考えて解答だけ

書きこむのではなく、

途中の流れや式も書くように

ましょう。

このあとのステップで

必ず役に立ちますので。

④答え合わせで解答に載っている解き方をよく読む。

問題を解いたら答え合わせ。

あってた!

パタン!と解答編を

しまわないで、

どういう考え方で

どんな流れで解いているか

も含めてしっかり確認

してください。

法則、定理、ルールも含めて

しっかり確認することで、

脳へのインプットも

より確実なものにできます

中には解答だけ載せている

解答編もありますので、

そういった問題は避けて

詳しく解法解説している

問題を選んで挑戦

するようにしましょう。

ここも、

学生時代の自分に

たりなかったポイント、

たりないところばかり……

⑤同じ問題を、解説通りにもう一度解いてみる。

できた問題も、できなかった問題も、

同じ問題なら、解答編の通りに解くこと

できますよね。

もう一度同じ問題にチャレンジすることで、

解き方も含めてさらにしっかりインプット

できますし、

1度挑戦しているので

2度目はスラスラ解けるようになっているはず。

正解できれば自信もアップ!

良い状態で

次の標準問題(B問題)に

チャレンジできる下準備

にもなります。

復習の場合、

いきなり

練習問題チャレンジ

をすすめる講師も

いるかもしれません。

それも確かに

学習法の一つですが、

中学生になるとただ

単に解法を暗記して

問題チャレンジしても、

学習効果は低いとのこと

(わけもわからず

単純に暗記することができるのは、

 小学校低学年までという

 研究結果もあるそうです)。

「なぜこうなるのか?」

という理解がベースにあると、

②~⑤までのステップの

学習効果を大きく高める

ことができますので、まずは

単元の基本をしっかり理解する

ところから始めることを

おススメします。

中学理科の得点力を引き出す勉強法(その2「計算」編) まとめ

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思考力、判断力、想像力、表現力を重視する

大学入試制度改革がすすめられると、

「考える力」を問われる理科の計算問題が

これまで以上に重視されるようになる

とのこと。

テクニック中心の

これまでの塾の勉強法では

対応できなくなる可能性もでてくる

のではないでしょうか。

今までやってきた勉強法で

結果が出ていない生徒さんは、

ぜひ一度だまされたと思って

挑戦してみてください。

やってみたけど、効果ない……

という生徒さんは

①~⑤のステップの

どこかが足りていない

と思うのです。

足りてないポイントを

なくしていく努力は、

きっと無駄にはなりません。

先日、

理科のサポートを

受講してくれるようになった

塾生さんから、

最初に「理科の勉強法」の

質問をうけましたので、

念のためブログでも

ご紹介しておいた方が良い、

と考えた次第。

今回は、

中学理科の学習法のうち、

後半部分の“計算”について

取り上げました。

中学生さんと保護者様のお役に
たてたとしたなら幸いです。

 

最後に、

重要公式を学年ごとに

豆知識としてまとめました、

参考にして頂けたら幸いです。

【関連記事】
中学理科の得点力を引き出す勉強法(その1)につきましては、下記の記事をご参照ください。

スクールの特徴紹介につきましては、下記ページをご参照ください。
お問い合わせにつきましては、下記ページをご参照ください。

豆知識|中学理科の“計算”主な公式

中1の計算式

物理

圧力
ある物体が、面を押す力。単位は、Pa(パスカル)

力の大きさ=100gの物体に働く重力の大きさ

単位は、N(ニュートン)

圧力の公式

化学

密度(g/cm3)
物質1cm3(立方センチメートル)あたりの質量

密度の公式と図

 

質量パーセント濃度(=濃度)
溶液に含まれる溶質の割合。単位は、%

濃度の公式

中2の計算式

物理

オーム(Ω)の法則
ある抵抗に流れる電流は、その抵抗にかかる電圧に比例する。

単位は、電圧=V(ボルト)、電流=A(アンペア)、抵抗=Ω(オーム)

電圧(V) =
電流(A) × 抵抗(Ω)

または、V = I R

オームの法則公式

 

電力
熱を生み出したり、ものを動かしたりする力。単位は、W(ワット)

電力(W)=
電圧(V)×電流(A)

電力量
使った電気エネルギーの大きさ。

単位は、
J=ジュール,W秒、
Wh=ワットアワー(時)、
kWh=キロワットアワー(kW時)

電力量(J,Ws)=
電力(W)×時間(1秒)

電力量(Wh)=
電力(W)×時間(1時間)
1Wh=3600J

電力量(kWh)=
電力(kW)×時間(1時間)
1kWh=1000Wh

熱量
消費した熱エネルギーの大きさ。
単位は、J(ジュール)、cal(カロリー)
※電力量とほぼ同じもの。

熱量(J)=
電力(W)×時間(秒)

1cal:1gの水の温度を1℃上げるのに必要なエネルギー
   = 4.2J
  1J = 0.24cal

地学

湿度
大気中に水蒸気として含まれる水の量を比率で表したもの。空気のしめり具合。

単位は、%

湿度の公式

中3の計算式

物理

仕事
物体に加えた力の大きさに、動いた距離をかけたもの。
単位は、J(ジュール)

仕事(J)=
力(N)×力の方向に移動した距離(m)

ある物体に1Nの力を加え、力の向きに1m動かしたときの仕事は1J

仕事率
一定の時間にどれだけの仕事をするかの割合。

仕事率の公式

1Jの仕事を1秒間に行ったときの仕事率が1W

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